鶏始乳

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 今は、七十二候 七十二候 大寒 末候 「鶏始乳」です。「にわとりはじめてにゅうす」と読みます。七十二候の締めですね。 鶏(にわとり)が卵を産みはじめる、という意味です。この候は節分までです。

 かつての我が國國民はすごいですね。自然の営みを七十二に分けて、自然と共に生きてきました。どんなに科学技術が発展しても、せめてそのことだけは忘れずに生活をしたいものです。
 小さい時の一月は、どのような過ごし方をしていたかなあ。今のように、一日から小売店が開くような情緒のない社会ではありませんでした。

 元旦の朝起きて、家族みんなで、お屠蘇を祝い(子供は真似だけ)。母が父にお年玉を手渡し、父から子供たちがお年玉をいただく。みんなで「明けましておめでとうございます」と云って、お雑煮とおせちを食べる。福笑いや羽子板や独楽回しや凧揚げで遊ぶ。今の子は、どうやったら凧が高く上がる可とか、独楽がよく回るかとか知らないのでは???

 七日に七草粥を食べ、十一日に鏡開きで善哉を食べ、十四日にどんと焼き。

 科学技術の発達と社会の発達は違うのですね。良いものを取り入れながら、大切なものは遺していく。私たちに与えられた永遠の課題です。

つくられた あたらしきもの 知りながら 古きをたづね よきものさらに

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このページは、宝徳 健が2014年1月31日 07:52に書いたブログ記事です。

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