魚上氷

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 今日から七十二候 三候 立春 末候 「魚上氷」です。「うおこおりにあがる」と読みます。

 割れた氷の間から魚が飛び出る、という意味です。旧暦二月(今の暦で三月)なら、もう渓流釣りが始まるころです。太陽暦は面白くない。西暦と和暦を使い分ける頭の良い我が國國民です。暦も太陽暦と太陰暦の両方を使えばいいのに。そうすれば、また我が國の素晴らしさを國民が思い出すようになります。

我が園に 梅の花散る ひさかたの 天より雪の 流れ來るかも
 万葉集 大友旅人の歌です。せっかくの「魚上氷」ですが、まだ渓流釣りや岩魚や山女・鯎(うぐい)のことが書けません。時期的に早いから。なのでまた旅人の歌で梅を使ってしまいました。

 梅の花を散る姿を見て、天から雪が流れてきたと表現しています。現代の私たちにこの能力がないんですね~。なぜ私達現代日本人は、こんなに退化し、そして、我が國史上最悪の社会を作り、我が國史上最悪の國民になってしまったんでしょうか? 國民にその自覚がないのも不思議です。占領軍に破壊された教育の負の効果が見事に出ています。

 そうだ、時期は早いのですが、せっかく鯎のことを書いたので・・・。静岡に住んでいた、小学校三年生から五年生の頃、よく鯎を釣りに行きました。友達と行くこともありましたが、基本的に川釣りは独りで行かないと面白くありません。また、自分しか知らないポイントがあるので、独りで行くことがほとんどでした。朝起きて、メリケン粉に酒と醤油とふりかけを入れて、何度も何度もこねます。それを釣竿の柄の所にくっつけます。エサの出来上がりです。釣り場でその餌がなくなったら川虫を取ります。河原の石を裏返すと川虫がいます。とってもよい餌になります。私の人口餌もとてもよい。酒と醤油とふりかけの匂いに鯎が反応します。

 産卵期の鯎はとってもきれいで、お腹が赤や青になります。「アカハラ」「アオハラ」と呼んでいました。釣ったら河原で食べます。捌く時、浮き袋をとります。へー、お腹の中にこんなのが入っているから魚は浮くんだ~、と思いました。河原で食べた鯎はおいしかったな~。

 今だったら、「アニサキスがいるからだめ」とか云うんでしょうね(笑)。どんどん菌に弱い子が育ちます。

 スマフォもゲームもない頃に育った私達。今、子供でなくてよかった。えっ?私の息子?スマフォ持っていません。フェイスブックやっていません。ラインやっていません。当たり前です。決して強制はしていません。ふつうに考えればそれが当たり前なことはすぐにわかります。

世の中を 壊すと知らず 楽なこと 広がり壊す 愚かな行い

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このページは、宝徳 健が2014年2月13日 04:40に書いたブログ記事です。

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