支那の北宋時代のこんな詩があります。
「春山淡冶(たんや)にして笑うが如く。夏山蒼翠(そうすい)として滴るが如く。秋山明浄にして装うが如く。冬山惨憺(さんたん)として眠るが如し」
支那人は、出来る出来ないは別としてこういふ格好をつけることは得意ですね。
この詩から、春の山は「山笑う」と云います。
「春山淡冶(たんや)にして笑うが如く。夏山蒼翠(そうすい)として滴るが如く。秋山明浄にして装うが如く。冬山惨憺(さんたん)として眠るが如し」
支那人は、出来る出来ないは別としてこういふ格好をつけることは得意ですね。
この詩から、春の山は「山笑う」と云います。
夏の山は「山滴る」、秋の山は「山装う」、冬の山は「山眠る」です。
七十二候 十候 春分 初候 「雀始巣(すずめはじめてすくう)」の今、まさに山笑うです。車で走っている時、山を見ると、「我が國は美しいな~」としみじみ思ひます。
長い長い冬から、暖かい春になりつつあります。いろいろな物が笑っている美しい我が國。いついつまでも美しい國を引き繼いでいきたいものです。
山滴り 山が装ひ 山眠る すべては山が 笑う日のため
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