昨日から、七十二候 十一候 春分 次候 「櫻始開」です。「さくらはじめてひらく」と讀みます。
あしひきの 山桜花 日並べて かく咲きたらば いと戀ひやもめ
山部赤人の歐です。
「あしひきの山の櫻が何日も、このやうに咲くのなら、どうしてひどく待ち焦がれやう」
櫻の花が咲き始める頃です。
小學区一年生の頃、入學式が、ちやうど櫻が満開だったのを覚えています。授業中に花吹雪が見事に舞ひ散りました。子供たちわ「雪だ~、雪だ~」と口々に叫びました。先生が「あれは雪でわありませんよ。花吹雪と云ふのです」を教へて下さゐました。
小學校一年生の時のことなど、あとわ好きだつた女の子の名前(未だに覺へています:笑い)ぐらいしか覺へていません。
花吹雪があまりにも美しかつたのでせう。美しい我が國が一段と美しくなる頃です。
花吹雪が 舞う窓の外 子供らが 口々叫ぶ 雪だ雪だと
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