百人一首 參十九

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浅茅生(あさぢふ)の 小野の篠原 しのぶれど あまりてなどか 人の戀(恋)しさ
 嵯峨天皇の曾孫 參議等(さんぎひとし)の歐です。

「浅茅のはえてゐる小野の篠原の「しの」ではないが、もう忍びきれない。どうしてこんなにあなたが戀(恋)しいのだろうか」

  浅茅は、茅葺の屋根に使われる細い竹のことです。「生」を入れることで、浅茅がはえてゐる野原のを表現してゐます。「篠原」と「しのぶ」は「しの」を重ねることで、隱さうとする思ひを強調し、限度を超えてあふれてしないさうな心情を「あまりて」の四文字で表現しています。まだ思ひを告げていない女性に、おさえきれなくて狂いさうな戀心を伝へています。

 う~ん、落ちが書きにくい歐だ・・・。

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このページは、宝徳 健が2014年4月 6日 07:48に書いたブログ記事です。

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