百人一首 四十

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しのぶれど 色に出でにけり わが戀(恋:こひ)は ものや思ふと 人の問ふまで
 平兼盛の歌です。

 「しのぶれど」は「こらえる」ことです。「色」は表情の事で「色に出づ」は恋愛感情が顔つきに出ることを意味してゐます。「けり」は、人に云はれて初めて氣づいたとむすぶ助詞。

「心に秘めてきた戀(恋)だけれども、顔の表情に出てしまつているやうだ。「戀の思いごとでもしいてゐるのですか?」と人に聞かれるほどになつて」

 次もさうなんですが、ちょっと戀の歐が続くので辟易としてゐます。

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このページは、宝徳 健が2014年4月 7日 07:11に書いたブログ記事です。

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