今日の歌は、清少納言のお父さんです。參十六歌仙の一人です。
契(ちぎ)りきな かたみに袖を しぼりつつ 末の松山 波こさじとは
「かたく誓ひましたよね。おただい涙した袖をしぼり、末の松山がけつして波をかぶらないやうに、ふたりの愛も變(変)はらないと」
末の松山のモデルになつてゐる場所は、はつきりはしていないのですが、宮城県多賀城市付近だと云はれてゐます。美しい松の景観を愛に誓ひたとへる雅な表現は、当地に赴いた役人たちによつて都に伝へられました。
できるならヨリを戻したいと云ふ男の未練を詠んでゐます。
最初の「契りきな」が強烈です。「誓つたではないか」と言い切つてゐます。でも、全體を通しては相手を直接責めることはしてゐません。最後にはもう一度女性をくどきにかかつてゐます。
昔の戀(恋)のやり取りは素敵ですね。
末の松山のモデルになつてゐる場所は、はつきりはしていないのですが、宮城県多賀城市付近だと云はれてゐます。美しい松の景観を愛に誓ひたとへる雅な表現は、当地に赴いた役人たちによつて都に伝へられました。
できるならヨリを戻したいと云ふ男の未練を詠んでゐます。
最初の「契りきな」が強烈です。「誓つたではないか」と言い切つてゐます。でも、全體を通しては相手を直接責めることはしてゐません。最後にはもう一度女性をくどきにかかつてゐます。
昔の戀(恋)のやり取りは素敵ですね。
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