百人一首 四十六

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由良の門を わたる船人 かぢをたえ 行方も知らぬ 戀(恋)の道かな
 曾禰好忠(そねよしたが)の歌です。

 この人は、丹後の役人です。なので、由良は丹後の由良川なのかなあ。由良川の道端で賈つたみかんは美味しかつたなあ。

 由良の門をといふ言葉で場所をこのように連想させます。そして、「櫂がなくなった船」でよるべない心情を吐露しています。うまいですね~。

「由良の海峡をこぎわたる船人が、櫂がなくなつても行き先も知らず漂ふやうに、この先だうなるかわからない私の戀だなあ」

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このページは、宝徳 健が2014年4月22日 02:46に書いたブログ記事です。

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