我が國は、世界で唯一歴史が連続した國です。なので、文化は途切れることなく、そして、つねに発展してきました。あの敗戦までは。言葉も「進化」ではなく、左翼の我が國を破壊したくてしかたがないやつらが、政治的に「退化」させてしまひました。
もちろん、讀み方は、敗戦前の臣民も今の私たちと同じでした。しかしながら、本來の日本語の成り立ちを現している仮名遣ひは、「歴史的仮名遣ひ」でした。でないと、言葉がおかしくなります。
弊社月刊誌士魂商才でも書きましたが、私たちは君が代をこんな風に習ひました。
もちろん、讀み方は、敗戦前の臣民も今の私たちと同じでした。しかしながら、本來の日本語の成り立ちを現している仮名遣ひは、「歴史的仮名遣ひ」でした。でないと、言葉がおかしくなります。
弊社月刊誌士魂商才でも書きましたが、私たちは君が代をこんな風に習ひました。
君が代は千代に八千代にさざれ石のいわおとなりてこけのむすまで
こんな歌は我が國にはありません。君が代は千代に八千代にさざれ石のいはほとなりてこけのむすまで
が本當の國歌です。「いはほとなりて」なら「巌となつて」の意味と分かりますが、「いわおとなりて」では、何のことかさつぱりわかりません。「岩音?」そんな馬鹿な。
現に私は高校生までずっと「いわおと」を「岩音」と思つてゐました。
そう、現代仮名遣ひは「惡」なのです。異常がマジョリティになることが民主主義の一番の怖さです。
今日の漢字です。「假」。この漢字の現代語は「仮」です。「人」と「反」です。これだと、なんのことかさっぱりわからなくなります。文字の進化どころか退化そのものです。本来の字は「人」と「叚(力)」です。
「叚」といふ字は、右の部分が「兩手」を表わす象形文字です。左の部分が「崖」です。崖から玉を手で取りだしたばかりの状態を表します。「反」などではありません。
岩から切り出した「瑕玉」(カギョク:きずのある玉石、赤い玉、掘り出したばかりの玉など)であるため、まだ成形前の未完成の玉石であることから「假の状態」を意味してゐます。
我が國には、故白川静先生がいらっしゃいます。世界で誰もなしとげなかつた漢字の字源を明らかにされました。字にはひとつひとつ源があるのだと。それを私たちは、敗戦後、ぶち壊してしまひました。それでも、自分たちは惡ひことをやつていると思つていない。
意識なき悪事
人間の世の中でこれが一番危険です。殺人事件を犯しても、自分は惡くないと思つていることと同じです。
歴史的假名遣ひです。福田先生のご著書「私の國語教室」の続きです。
「といつて、私は讀者を他に選びたくなはない。それどころか、おそらく國語や國字の問題に何の關心(関心)ももたないであらうさういふ讀者にこそ、これを讀んでもらひたいのです。私が書くほかのものを讀まなくてもいいから、これだけは讀んでいただきたい。さういふとはつたりじみて聞えませうが、もちろんそんなつもりはありません」
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