佐藤一斎先生の「言志四録」からです。
「形迹(けいせき)の嫌(けん)は、口舌(こうぜつ)を以て弁ず可(べ)からず。无妄(むぼう)の災は、智術を以て免(まぬが)る可からず。一誠字を把(と)て以て槌子(ついし)と爲すに如くは莫(な)し」
「形迹(けいせき)の嫌(けん)は、口舌(こうぜつ)を以て弁ず可(べ)からず。无妄(むぼう)の災は、智術を以て免(まぬが)る可からず。一誠字を把(と)て以て槌子(ついし)と爲すに如くは莫(な)し」
「態度や行動について嫌疑を受けた時には、口先で弁解しても効果がない。思ひ當たる節もなく受ける災難は、知恵をつかつても免れることは出來ない。ただ誠の一字を槌(つち)のやうに振るつて、嫌疑を晴らす以外にはないのである」
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