今日から七十二候 二十六候 芒種 次候 「腐草爲螢」です。
「くされたるくさほたるとなる」と讀みます。「ふそうほたるとなる」とも。腐つた草が蒸れ螢に生まれかはる頃です。そんなことないのですが、さふ考へることが面白ひですね。
都会に住む子供たちはかはいさうですね。
「くされたるくさほたるとなる」と讀みます。「ふそうほたるとなる」とも。腐つた草が蒸れ螢に生まれかはる頃です。そんなことないのですが、さふ考へることが面白ひですね。
都会に住む子供たちはかはいさうですね。
あの幻想的とも云へる、蛍がまさに降るやうな世界を知ることができません。「星垂る」。螢の語源の一つです。私たちの祖先は、本當に言葉をたくみに使ひました。言霊を言葉にしたのですね
昼顔の季節でもあります。
高円の 野辺の容花(かほばな) 面影に 見えつつ妹は 忘れかねつも
大伴家持の歌です。「高円の野辺の昼顔のやうに、面影ばかり見え續けて、あなたは忘れることができないでしょう」
我が國は、本當に素敵な國です。
朝昼夕 それぞれの時 花結び 心の目でみて それを詠ひて
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