夕(ゆふ)されば 門田の稲葉 おとづれて あしのまろやに 秋風の吹く
大納言經信の歌です。
「夕方になつたので、いつぱいに實つた稲の葉にさらさらと音をさせながら、葦ぶきの小屋に秋風が吹きこんでくるよ」
門田とは家の門前にある広大な田圃を指してゐます。「おとづれて」に掛けられた「訪れ」と「音」で、稲の葉がサラサラといいながら波打つさまを描いてゐます。すごいですね。
葦で葺いた簡素な「まろや」(小屋)が、都と対照的に田舎のイメージを醸し出してゐます。
美しい歌ですね~。いつになつたらこんな歌を詠めるやうになるのだらうか?
葦で葺いた簡素な「まろや」(小屋)が、都と対照的に田舎のイメージを醸し出してゐます。
美しい歌ですね~。いつになつたらこんな歌を詠めるやうになるのだらうか?
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