得意と失意

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 佐藤一斎先生の「言志四録」からです。

「得意の事多く、失意の事少なければ、其の人知慮を減るず。不幸と謂ふ可し。得意の事少なく、失意の事多ければ、其の人、知慮を長ず。幸ひと謂ふ可し」
「思うやうにいくことが多く、失望することが少なければ、其の人は眞劍に考へる機會がなくなり智慧と思慮が減少してゐくのである。不幸である。逆に思うふやうにゐかなひことが多く、失望することが多ければ、その人は考へる機會が多くなり、智慧と思慮は増すのである。幸ひである」

 順境にて悲觀し、逆境にて樂觀するですね。

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このページは、宝徳 健が2014年6月28日 01:23に書いたブログ記事です。

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