困心と衡飽

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 佐藤一斎先生の「言志四録」からです。

「困心衡慮(こんしんこうりょ)は、智慧を發揮し、暖飽安逸は思慮を埋没す。猶お之れ苦種は藥を成し、甘品(かんひん)は、毒を成すがごとし」
「心を困(くる)しめ思い惱ことがあると、本當に智慧が働くやうになり、何も不自由のない安樂な生活をしてゐると、考え判断する力が埋もれてしまふ。これは苦いものが藥になり、甘いものが毒になるやうなものである」

 解説不要ですね。

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このページは、宝徳 健が2014年7月 1日 05:11に書いたブログ記事です。

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