百人一首 七十七

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瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢わむとぞ思ふ

「激しい思ひが岩にせき止められ、今は、別れている二人だが滝川の水が再び出逢つて、ひとつの流れになるように、あなたとの戀を貫くつもりです」

 崇徳院(崇徳上皇)の歌です。崇徳上皇は、この歌をどのやうな気持ちで詠んだのでせうか?
 皇室史で最も悲劇の天皇です。これは、すべて白河上皇に女癖の悪さが原因です。

 前回も申し上げましたが、2011年2月27日、2011年3月1日(二つ)、2011年3月3日(二つ)の五回シリーズで、この悲劇の天皇(上皇)、崇徳上皇について、私が短編小説を書いてゐます。興味のある方は(というかぜひ)右の「月別アーカイブ」で、拾つて讀んでください。

 この悲劇の天皇(上皇)が、詠んだこの歌。つらいつらい人生の中、本當に愛する人がほしかつたのでせうか?それとも・・・。

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このページは、宝徳 健が2014年7月12日 03:37に書いたブログ記事です。

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