禍福榮辱

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 佐藤一斎先生の「言志四録」からです。

必ずしも福を干(もと)めず。 禍無きを以て福と爲す。
必ずしも榮を希(ねが)はず。 辱無きを以て榮と爲す。
必ずしも壽を禱らず。 夭せざると以て壽と爲す。
必ずしも富を求めず。 餒(う)ゑざるを以て富と爲す。
必ずしも幸福を求める必要はない。禍いが無いことを幸福と思へば良い。
必ずしも榮譽を希はなくても良い。恥をかかなければ榮譽なのである。
必ずしも長壽を禱らなくても良い。若死にしなければ長壽といへるのである。
必ずしも金持ちにならなくても良い。飢えることがなければ、富んでゐるのと同じである。

 足るを知るですね。

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このページは、宝徳 健が2014年8月 9日 03:39に書いたブログ記事です。

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