佐藤一斎先生の言志四録からです。「名の干(もと)めずして來たる者は、實なり。利の貪らずして至る者は、義なり。名利は厭ふ可(べ)きに非ず。但だ干むると貪るとを之れ病と爲すのみ」
「自ら求めたのではないのに與へられた名譽とは、實積が評價された結果である。欲張つて得られた利益ではないのは、正しい行いの結果である。このやうな名譽や利益は、強いて嫌がるべきものではない。自分から名譽を求めたり、無理に利益をむさぼるのが良くないのである」
言志四録は素晴らしいですね。
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