鶺鴒鳴

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 昨日から、七十二候 四十四候 白露 次候 鶺鴒鳴です。「せきれいなく」と讀みます。
 鶺鴒つてどんな鳥なのでせうか?


 きれいな鳥ですね。渓流、水田、沼、小川などのほとりを、ちょんちょんと歩きながら、水生生物や昆虫をあさつてゐます。長い尾を上下に振る習性から、「石たたき」「庭たたき」などとも呼ばれてゐます。

 そして、別名「戀敎へ鳥」「戀知り鳥」です。

 伊邪那岐命(いざなぎのみこと)と伊邪那美命(いざなみのみこと)は、結婚したものの、子供の作り方がわかりませんでした。そこへ鶺鴒が飛んできて、尾を上下に動かす動作を見せました。二柱の神は、性交の方法を覺へ、國産みを始めました。

 なので、鶺鴒は結婚にゆかりの深い鳥になつてゐます。皇室での成婚時は、新床の飾りとして、鶺鴒が置かれてゐるさうです。

 歴史が續いた我が國ならでわのお話ですね。



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このページは、宝徳 健が2014年9月13日 02:48に書いたブログ記事です。

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