巻頭言だけ紹介しておきます。
【第七十九號:いかに生きるか】
いつも士魂商才をお讀みいただき感謝申し上げます。「士魂商才(しこんしょうさい)」第七十九號です。タイトルは「いかに生きるか」です。
NHKの新しい朝ドラが始まりました。「マッサン」です。ニッカウヰスキー創業者 竹鶴政孝氏がモデルです。ちやうど數週間前、大阪の新梅田食堂街にあるニッカバーに立ち寄りました。そこのママさん?から、竹鶴政孝氏の自伝でもある、産經新聞社にかつて掲載された「凛として」をまとめた本をいただきました。
そこに「何をなしたかではなく、いかに生きたかによって輝きを解き放つ人」といふ表現がありました。
かつての我が國臣民は、世界で唯一連續していく歴史の中で、數々の苦難を乘り越えて來ました。それは、決してあきらめることのない忍耐心や勤勉さ、使命感といつた美質によるものでした。派手な成功體驗ではありません。
それらを乘り超える際に「いかに生きるか」、つまり、その生き方・生き樣を示すことで、一致団結、互譲互助が實現してきました。まさに、「和」と「結い」といふ我が國臣民の生き方です。和といふのはただ仲良くすることではなく、互いに「いかに生きるか」を示すことによって實現します。
敗戰後の日敎組や左翼による不埒な嘘八百敎育により、私達臣民の精神は腐りきつてしまひました。價値觀も、「いかに生きるか」よりも「なにを成したか」となり、仕事もただ単に、業績を確保することや事業を(金銭面で)成功させることだけに集中するやうになりました。關西辯でいふと「けつたくそ惡い人間」ばかりになりました。
出光佐三翁を始めとして、かつての偉大な經營者はみな、その事業の成功よりも「いかに生きたか」を優先してきました。今の、ユニクロや楽天とは違います。マイクロソフトやアップルとは違います。
生き方の追求。まだまだ修行は續きます。
今月號もお樂しみください。
感謝合掌
皇紀弐千六百七十四年九月吉日
株式會社 經營戰略室
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