官僚と軍人(皇紀弐千六百七十四年十二月八日の日誌)

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 私が司馬遼太郎に言及すると異論が出てきます。では、私ごときではなく・・・。
 巨匠 福田恒存先生は、司馬遼太郎の胡散臭い歴史觀を鋭く揶揄しいました。三島由紀夫は「乱世史觀」などあり得ないとして、司馬遼太郎をまつたく相手にしませんでした。

 吉川英治は「ベダンチックなわざとらしい『學識』が鼻持ちならない。奇想なロマンでいくならそれでよし。だが司馬遼太郎の場合、これみよがしの考証・引用が學者じみて邪魔である」といつてゐます。

 小島政二郎は「司馬遼太郎が、大きな嘘のうまいことは、吉川英治などはるかに及ばない」と(笑)。

 司馬遼太郎の嘘を繼承したのが半藤利一と村上春樹です。立花隆もさうですね。文藝春秋は、こいつらを多用したので部数が激減してゐます。

 その司馬遼太郎が「海軍善、陸軍惡」を我が國に押し付け、多くの臣民が騙されてゐます。

 昨日も述べましたが、官僚が國を潰します。軍人とはいざ、相手が攻めてきた時に戰爭で勝つために存在します。山本五十六は、さうではありませんでした。

 石原莞爾は、次のやうに述べてゐます。
「私が戦争指導をやったら、補給戦を確保するため、ソロモン・ビスマルク・ニューギニアの諸島を早急に放棄し、戦略資源地帯防衛に転じ、西はビルマ国境か らシンガポール、スマトラ中心の防衛線を構築し、中部はフィリピンの線に退却する。とくにサイパンの防御には万全を期し、この拠点は断じて確保する。米軍 はサイパンを奪取できなければ、日本本土爆撃は困難であった。それゆえサイパンさえ守り得ていたら、当然五分五分の持久戦で断じて負けていない。蒋介石が その態度を明確にしたのはサイパンが陥落してからである。サイパンさえ守り得たなら、日本は東亜の内乱を政治的に解決し、シナに心から謝罪してシナ事変を 解決し、東亜一丸となることができであろう」

 さう、官僚化された海軍上層部、特に山本五十六が、我が國を敗戰に追い込みました。あれだけ優秀な世界最強の帝國海軍を有しながら。

 官僚の話でもうひとつ。軍士官兵衛は少し面白くなつてきましたね。この前の日曜日の番組では、石田光成が茶々に秀頼の出陣を請う場面がありました。茶々に強く諌められて光成は引つ込んでしまひます。これが官僚なんですね。軍事であれば、本當に有効な作戰であるなら、それを前面に出します。もし、あの時、秀頼が出陣してゐれば、関ヶ原の戰ひはどうなつたかわかりません。関ヶ原が長引けば、東北の伊達正宗、九州の黒田如水がそれぞれ東北と九州を征服して、どうなつてゐたか興味津々です。光成が官僚でなければ、茶々を軟禁してでも秀頼を出陣させたでせう。後で自分の身がどうならうとも。

 織田信長が石山本願寺を攻めたとき、一部軍人が蓮如の出馬を求めましたが、官僚の側近が反對し實現しませんでした。
  
 楠正成が皇室史で最も愚かな後醍醐天皇の出馬を願つた時も、官僚たちが反對し、實現しませんでした。

 このやうに、官僚とは、自分の仕事の都合と保身で、物事を判断するので大局觀がありません。その官僚たちが、今の我が國の自衞隊を支配しています。だからあれだけ優秀な練度と装備と人財を揃えながら戰へない軍隊となつているのが、今の自衞隊なのです。

 官僚をよく見張りませう。國を潰します。

今年はあと二十三日

<個人定量目標:平成二十六年>
感謝する:3,600回の感謝の気持ちを具現化:手紙3,600通 1200通/2,400通
整える:365回以上の整理整頓清掃回235/130回
創る:200冊以上の読書:183冊/17冊 読んだ本は最後に紹介しています
観る:和歌365通以上374通   達成!!!
診る:ブログ730通以上:747通 達成!!!
視る:士魂商才12冊:10冊/2冊
看る:体重75キログラム未満:81.5㎏ あと6.5㎏

【平成二十七年個人目標】

1.テーマ

 シラスと掃除
 クライアント、仲間及びかかはる人たちのことをきちんと把握するスタートの年とする。自分を整へるために、常に掃除をする。


(理由)
 出光興産株式会社創業者 故出光佐三店主は、三百數十人までなら、ひとり一人のことをすべて把握できると仰つた。宇佐美創業者 故宇佐美 史郎氏は、四千人の社員の事を本當によく把握してゐた。經營の基本はここにある。私淑する偉大なる二人の經營者に少しでも追いつくスタートの年とする。自 分自身も、かかはる人たちのことを少しでも、きちんと把握し、眞のリーダーシップを發揮できる人間へと成長していく。そのためにも、常に自分を整へるため に、掃除を繼續する。行動具體策は、一部強化するが平成二十六年度と同様である。


2.
實現すること
(1)年間定量目標の達成(事業・個人)
(2)年間定性目標の達成
(3)週間行動具體策の實行
(4)日間行動具體策の實行(ルーティン)


3.
行動目標
<朝の使い方>
ブログを書く
朝のおつとめをする
③ハガキ道を再開する


<昼の使い方>
交通機關での移動中:仕事の構想を練る・暗唱する・時間があれば讀書
事務所:具體化
事務所での空き時間:整理整頓清掃


4.
具體的目標及び行動具體策
(1)年間目標
<事業定量目標>
 事業計画を2月中に作成する


<個人定量目標>
感謝する:3,600回の感謝の気持ちを具現化
整える:365回以上の整理整頓清掃回
創る:200冊以上の読書
観る:和歌365通以上366
診る:ブログ730通以上
視る:士魂商才12
看る:體重80キログラム未満を常に維持


(2)週間目標
先週土曜日に次週行動作戰を作成する
息子に手紙を書く
毎週土曜日に徹底的に掃除をする


(3)ルーティン
私は毎朝、朝のお勤めをします(皇居遥拝、宗像大社遥拝、神棚拝礼)
私は毎朝、三つの唱和をします(般若心經、敎育勅語、大祓詞)
私は毎朝、必ず手帳を見て月、週、日を檢證します
私は毎朝一番に、細かい仕事を三つします
私は毎日、かかはる人たちの情報を書きクリアケースに入れます

【行動規範:十戒】
一、いつも最惡の事態を想定せよ
一、そして、今日一日の最良の行動をとれ
一、自分の事ばかりしゃべるな(ブログと士魂商才以外)
一、自分以外の人に強い興味を持て(ただし必要以上期待しない、過去の出来事にこだわらない)
一、自分の馬鹿さ加減を常に思い出せ
一、人から受けた恩は忘れるな
一、人へ施した恩はすぐに忘れろ
一、小さな仕事こそ丁寧にやれ

一、安心するな

一、満足するな

【読んだ本】
総 図解第二次世界大戦、総図解日本近現代史、月間致知二月号、名著で読む世界史 、黒田官兵衛の情報学、歴史小説の罠、別冊正論NHKよそんなに日本が憎いのか、日本文化本当は何がすごいのか、小さな修養論、WILL三月号、ひととき 二月号、ウエッジ二月号、正論三月号 、致知三月号、WILL四月号、中国共産党3年以内に崩壊する、正論四月号、ひととき四月号、日本の歴史本当は何がすごいのか、保守の心得、世界史の中の 日本本当は何がすごいのか、月間致知四月号、韓国人はどこから来たか、日本人ルーツの謎を解く、古代日本「謎」の時代を解き明かす、反日プロパガンダの近 現代史、歴史問題は解決できない 、知の武装、旧かなづかひで書く日本語、WILL五月号、ふるさとなる大和、私の國語教室、自衛隊最強兵器FILE、偉大なるしゅららぼん、消えたヤルタ 密約緊急電、とっぴんぱらりの風太郎、正論五月号、歴史通三月号、自衛隊ピア、ひととき五月号、ウエッジ五月号、歴史通五月号、致知、MAMORU、あの ねだいじょうぶだいじょうぶ 、VOICE五月号、PHP五月号、※ウェッジ五月号、ひととき五月号、WILL六月号、別冊正論EXTRA21、常識から疑え山川日本史下、一個人別冊 天皇と皇室、本当は恐ろしい日本国憲法(弐回目)、夢を実現する発想法、常識から疑え山川日本史上、空が青いから白を選んだのです、世界が憧れる天皇がい る日本、あのねだいじょうぶ大丈夫(弐回目)、短歌100のツボ、増税と政局50年史、「靖國」のことを語ろう、嘘だらけの日米近現代史(弐回目)、総図 解第二次世界大戦、雪國、大地(上)、大地(中)、正論六月号、千羽鶴、大地(下)、十六歳の日記、帝国憲法の真実、国土と安全は経済(かね)で買える、 致知六月号、英国人記者が見た連合軍戦勝史観の虚妄、嘘だらけの日中近現代史、あなたの知らない日本経済のカラクリ※、MAMORU六月号、VOICE六 月号、PHP六月号、歴史街道六月号、走らなきゃもったいない!、日本の決意、サバイバル宗教論、昔も今もすごいぞ日本人2、嚢背負いの心、うきゆい、ア ベノミクスを阻む「七つの敵」、歴史通六月号、古事記完全講義、昔も今もすごいぞ日本人、怖くて読めない世界史、WILL七月号、ウェッジ六月号、ひとと き六月号、正論七月号、キリスト教暗黒の裏面史、キリスト教封印の世界史、月間致知七月號、VOICE七月号、歴史通七月号、田母神戰爭大學、WILL八 月号、韓国人による恥韓論、中国をすてよ、金閣寺、正論八月号、VOICE八月号、PHP八月号、PHPスペシャル、致知八月号、歴史街道八月号、大間違 いの太平洋戦争、ひととき八月号、誤解だらけの電力問題、消費増税の黒いシナリオ、正論九月號、MAMORU九月號、真実の朝鮮史、正論九月号、敗けるは ずがなかった!大東亜戦争、VOICE九月号、歴史通九月号、現代農業、真実の中国史(二回目)、帝国陸軍見果てぬ「防共回廊」、農協の大罪、日中再逆転、人生と易経、渡辺昇一の古事記、百人一首、月間致知九 月號、ひととき九月號、WILL十月號、かわいそうな歴史の国の中国人、正論十月號、月間致知九月号、月間致知十月號、井田真紀子著作選集、VOICE十 月號、言志四録、凛として、WILL十一月號別冊、プーチンよ惡は米国に學べ、テキサス親父の「怒れ!罠にかかつた日本人」、ひととき十月號、零戰と坂井 三郎、軍国主義が日本を救う、WILL十一月號、正論十一月號、月間致知十一月號、歴史通十一月號、正論特集靖國大解剖、私を通り過ぎた政治家たち、 VOICE十一月號、PHP十一月號、いざさらば我はみくにの山櫻、東洋庶民道徳、WILL十二月號、正論十二月號、VOICE十二月號、PHP十二月 號、月間致知十二月號、かわいそうな歴史の国中国人、般若心經入門、がんばれ!瀕死の朝日新聞、日本の敵を叩きのめせ、バカが国家をやっている、坂の上のバカ、世の中、バカばっか!、世界を操る支配者の正体、自衛隊が世界一弱い38の理由、WILL一月號、正論一月號、国難の正体、致知一月號、VOICE一月號

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このページは、宝徳 健が2014年12月 9日 05:47に書いたブログ記事です。

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