アル・ケッチャーノ(皇紀弐千六百七十五年二月十日)

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 「アル・ケッチャーノと美味なる男たち」といふ本があります。初めて讀んだのはもうずいぶん前です。「アル・ケッチャーノ」とは、山縣縣庄内市にあるイタリアンレストランです。「アル・ケッチャーノ」といふ名前はイタリア語ではありません。
 庄内地方の方言で「さういへばあつたね」といふ意味です。

 庄内地方と云へば、今でこそそこそこ便利になりましたが、かつては陸の孤島と云はれてゐました。なので、そこには在來種野菜がたくさん(奇跡のやうに)殘つてゐました。

 奥田政行といふ人物と京都大學出身の山縣大學教授がふたりで研究に研究を重ね、その在來種野菜による地域おこしをします。奥田さんは、その在來種野菜を使つて、イタリアンレストランを創業します。それが「アル・ケッチャーノ」です。

 この本は、いろいろと考へさせられます。我が國獨自の價値觀を世界へ發信するためには、臣民一人一人がかういふ生き方をする必要があるのであらうな~と。

 數年前に、本を讀んだときに、さう思ひました。

 今月號の月間致知に、奥田さんが出てゐました。「なつかしいな~」と思ひながら讀みました。最初の店ではずいぶんと辛い思ひもされたのに、今では、なんと手広く價値の髙い事業をやつてゐるのでせうか。

 まさに男の生き方です。

 かういふ一隅を照らす生き方はいいですね。まさに我が國の國體です。

 生き方が人に良い影響を與へる。そんな人生を歩まなくては。

學ぶべき 人と生き方 創るのは 事情磨錬の 己の生き方

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このページは、宝徳 健が2015年2月10日 00:30に書いたブログ記事です。

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