霞始靆(皇紀弐千六百七十五年二月二十三日)

| コメント(0) | トラックバック(0)
 今日から、七十二候 五候 雨水 次候 「霞始靆」です。「かすみはじめてたなびく」と讀みます。

春の野に 霞たなびき うら悲し この夕かげの 鶯鳴くも

 萬葉集 大伴家持の歌です。きれいな歌ですね~。何百年の時を越えてその情景が今に傳へられます。
 春霞といふ言葉があります。

 冬から春になるころ、霞が立つて遠くが見えにくくなることがあります。この樣子を春霞と云ひます。

 でも、学術的には霞といふ定義はないさうです。霧と靄(もや)の範囲内のやうです。

 霧は視界が1キロメートル以内で、靄はそれ以上のものなんだとか。なんでも、我が國では、この状態を春は霞、秋は霧とするさうです。和歌もたくさん詠まれてゐます。

 素敵ですね。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.soepark.jp/mot/mt/mt-tb.cgi/5988

コメントする

月別 アーカイブ

Powered by Movable Type 4.261

このブログ記事について

このページは、宝徳 健が2015年2月23日 06:49に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「???表現の自由???(皇紀弐千六百七十五年二月二十二日)」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。