やつてしまつた(皇紀弍千六百七十五年七月一日の日誌)

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 昨日、志事が終わつて、電車に乘つて驛に來て・・・。
 「あっ、さふだ、正論の發賣日だ」と思ひ、本屋さんへ。

 心の中で「本を賈ひ過ぎるなよ。絶對に、正論だけしか賈ふなよ」と叫びながら歩いていました。

 正論、WILL、VOICEを賈ふのが毎月樂しみです。二ヶ月に一度 歴史通も出ます。
 
 良い本が出るやうになつたな~。かつて、こんな本が出たら、メディアや出版界で、タコ毆りにされてゐました。本當のことがいへない國だつたのです。やつと本當のことが云へる國になりました。

 本屋さんで、正論を見つけました。かういふ本があるときの夜はとてもうれしい。ウィスキーをチビチビやりながら、好きな本を讀む。至福の時間です。本はいいなあ~~~。

 さて、正論を見つけて、一目散にレジヘ。他の本に目が行くと私は何をするかわかりません。それに、本たちが、聲をかけてくるのを無視する必要があります。

 でも、でも、でも。そのとき・・・。太く、大きく、迫力のある聲が。

「おい!!! 俺を無視して歸へらうといふのか!!!」

 振り向くとそこには、「昭和天皇實録」(東京書籍 1,890圓)が、紹介コーナーの棚で、私にかなり強い口調で語りかけるではありませんか。

 「お前、俺を賈はずに歸へらうといふのではないだらうな???」

 「いへ、決してそんな・・・」

「では、賈つていけ!!!」

 「はい」

 前から欲しかつたのです。毎月一冊ずつ出る、「昭和天皇實録」 全十九巻。私のコレクションには必要な本です。禁煙したから賈へない本ではないのです。

 紹介コーナーの棚なので、陳列場所がわかりません。すると、

「この裏だ!!!」

としかられました。
 
 賈ひました。小躍りするほどうれしい。スキップして歸へりたくなるほどうれしい(この歳でスキップはみっともないのでやめましたが)。

 さうだ!「大和魂の精神史」(島内景二 ウェッジ)も面白い。これ、これまでにない觀點から、我が國の精神をまとめてゐます。とても新鮮です。

 「通貨燃ゆ」(谷口智彦 日經ビジネス文庫)も、どきどきしながら讀めます。

 本はいいな~。あと、私の今年の課題は、ハガキ道の再開です。讀書、ハガキ道、ブログ、士魂商才、朝のおつとめ・・・。常に浄化して生きないと。旅にも出たいな~。

掃けば散り 拂へばまたも 散りつもる 庭の落ち葉も おのがこころも

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このページは、宝徳 健が2015年7月 2日 04:07に書いたブログ記事です。

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