巻頭言だけ紹介しておきます。
【第八十七號:具足圓満】
いつも士魂商才をお讀みいただき感謝申し上げます。「士魂商才(しこんしょうさい)」第八十七號です。タイトルは「具足圓満」です。「ぐそくえんまん」とお讀みください。
今月號の本の紹介のコーナーで、SWDさんからいただいた本を紹介してゐます。「東洋庶民道德」といふ本です。何度も何度も身に刷り込ませるやうに讀める本です。
本來なら、すべてのことが我が身、我が心に備わつてゐるといふ意味です。
「(前略)とかく凡人にはこの道理がわからないので、少しくらいの善事を行つたところで身に得になるものもないと思つて、善事を行ふことに努力しません。一方、惡事の方は少しくらいの惡事をなしても身をそこなふこともあるまいと、しやすい惡事の方はついつい多く積むことになる。(中略)本当に必要で切實に求める心を起こせば、われわれの心はそのまま宇宙の心なのですから(中略)求める心はその種子の生命力に當たり、大地の育成力は宇宙の造化力なのです。本來われわれは無限の可能性そのもの―具足圓満が實相なのですから、發現の法則を知つて行へば、その具足圓満な相が實現されるのであります」
本當に夢を實現したいと思つてゐるかどうか。毎日毎日、夢の實現を考へてゐるかどうか。夢が實現しないことを、他人(他の事象)の責任にしてゐないか。主語が他の事象になつてゐないか。
もう一度考え直さないといけませんね。どの人間にも共通にあるのは時間。そして、どの人間にも必ずあるのは、命の終はり。毎日毎日、命の終はりに向かつてゐる旅であることを、つい忘れてしまひます。
この本は1,080圓です。たつた1,080圓で、これだけのことを學ぶことができます。
かういふ風にやればよい、といふことがわかつてゐても、さうしない。人間の愚かさですね。自分が情けなくなります。
今月號もお樂しみください。
感謝合掌
皇紀弐千六百七十五年六月吉日
株式會社 經營戰略室
代表取締役 寳德 健
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