拉致事件のドラマを作れ(皇紀弐千六百七十五年八月十六日)

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 「戰爭の記憶」「終戰の記憶」・・・。この時期のTV番組、新聞等のメディアをみると辟易とします。純粋な子供まで引っ張り出して、いらんことをするな。騙された子供がはいさうです。

 そのくせ拉致事件には何も触れない。戰爭反對と言つてゐるけれど、拉致問題は、北朝鮮との戰爭における敗北なのに氣づいてゐないのでせうか???

 自國民が拉致されても、それを助けることができない。いえ、しない。
 ものの見事に世界最強の帝國陸海軍を破壊した、「アメリカのスパイ」「コミンテルンのスパイ」とも推測されるやうな、敗戰の原因 山本五十六をあれほど美化したドラマや映画は作るのに、拉致被害者のドラマや映画はありません(まあ、これは最近亡くなつた阿川弘之さんの責任でもありますが)。あっても、全く上映・報道されません。あんなひどい山本五十六の映画をつくるなら、なぜ、拉致問題のドラマや映画を作って、なぜ國民運動を起こさないのでせうか?

 あれほど、世論をおかしな方向へ誘導することが得意なメディアが、拉致被害者を取り戻す運動を起こさうともしない。敗戰を終戰とし、逆に何かそれに酔ひ痴れてゐる臣民。

 自分が平和なら、他はどうでも良いと云ふ利己主義的な發想。

 自分の子供がテロ國家に拉致されたら、どうしますか? 私なら、どんな手段を使つても、スポンサーを得て、核兵器を含む武器を調達して北朝鮮を攻め落とします。現實は無理ですが、さういふ氣持ちになるでせう。

 一個人ではそれができない。だから國家が存在するのです。

 「國民主權」。なんといふ愚かな考へ方なのでせうか? 統治したことがない人間が主權を握る。これほど怖いことはありません。フランス革命を観ればそれは明らかです。

 それを、正しいこととして深く考へもしません。大日本帝國憲法には、「主權」といふ言葉さへありませんでした。それは明治の鉄人たちの、世界に對する強烈なメッセージでした。

「欧米のみなさん、私達には主權といふことばは必要ありません。貴方より、もつと古くから『シラス』による國を作り上げてきており、貴方より素晴らしい國づくりをしてゐのたのですから。だから、我が國は、憲法に人權などと云ふ言葉は使ひませんが、それが何か?」

 どうです。私達とは器量も度胸も度量も違ひます。現に、あの當時の大ロシアを、日本國籍のアイヌ人女性が凌辱されたとき、徹底的に追ひ詰めてゐます。あの大ロシアを。これが主權國家です。

 國賊 山本五十六の映画や、歴史改竄作家 半藤一利の小説を映画化するなら、拉致を取り上げてくれ。

拉致被害者奪還を國民運動にしよう

お母さん 母さん助けて 泣きながら 攫はれた子を 助けぬ臣民

自らが 平和であれば それでいい そんな平和を 有難がる人

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このページは、宝徳 健が2015年8月16日 08:53に書いたブログ記事です。

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