入院中でも懲りない男 十一(皇紀二千六百七十五年九月十六日)

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 今日から、新ルーティン・新期日目標を開始します。

 今、家で、就職で出て行つた息子の机を借りてこのブログを書いてゐます。初めて坐ります。机のビニールの下敷きのところに、「敎育勅語」が挿してあります。私は彼が小さいころから敎育勅語のことなど、敎へたこともありません(その存在すらも言つたことはない)。でも、彼は、大學の時に暗唱してゐました。うんうん(親ばか)

 安全保障法案で、目も當てられない光景が繰り広げられてゐます。國會議事堂前でデモしてゐる人たちよ。あんたたちは、「武力行使」に反對してゐるのではないのかい。なのに、國會決議を「武力行使」で變へさせようとしてゐるではないか? おい、お前たち、これをテロと呼ぶ。

 そして、腰を抜かすぐらいに驚いたことに、民主黨の岡田をはじめとした、野黨の黨主連中が、このデモの中に入つていつて、結んだ手を髙く掲げながら、テロを賛美してゐました。自分たちは何をやつてゐるかわかつてゐるんだらうか? 安全保障法制は憲法違反だと叫びながら、自分たちは憲法違反どころではない行爲をしてゐることがわからないのだらうか?

 愚かと云ふ言葉では片付けられない行爲です。國會の審議内容をテロで變へようとしている・・・・・。

 さて、闘病日誌を續けます。「医療機關に物申す」は、少しお待ちくださいね。今、樂しく編集してゐます。
九月十二日(入院十日目、術後八日目)
 この日の朝わかつてゐた豫定は、SZさんが仕事の打ち合わせで來院することだけでした。退院に向かつてなーーーんにもすることなし。

 この日から外出許可が出ました。朝、散歩に行きました。途中、コンビニで讀賣新聞を賈ひました。やつと、赤い四人組のひとつである中日新聞地獄から解放されました。

 のーーーんびりしてゐます。

 IKさんに賈つていただいたナンプレをやつてゐます。この入院期間中、最も成長したのは、私のナンプレ回答能力です。

 SZさんから電話。今日は來られないとのこと。ホッとしました。

 退院日決定。K医師と昼間話した時は、十六日退院でした。でも、夜、病室に來られて、十五日と云ふことに。やつた~~~♪

九月十三日(入院十一日目、術後九日目)
 この日も午後SZさんが來る豫定以外は何もなし。

 散歩しました。病院内で守られてゐる世界から、少しでも外の身を守られてゐない環境で歩くと、やはり疲れ方が違ひます。これはよいトレーニングになります。まともな新聞も讀めるし。

 退院の荷物の準備をはじめる。

 後は、この日ものーーーーんびり。SZさんも結局來ませんでした。

九月十四日(入院十二日目、術後十日目)
 この日は結構忙しい。SZさんは13時に來るさうな。

 午前中、最後のリハビリ。また、ひたすら自轉車こぎ。
 午後から、退院説明byK医師
 今日の担當看護婦さんは、お気に入りの一人、Sさん。うんうん、最後に、この人が担當してくれるといふことは、私の普段の行いも良いのでせう。次の日に榮養指導を受けるやうに薦められました。何でも云ふこと聞きまつせ~。退院に當たつて、いろいろお世話をしてくださいます。

 1300にSZさんが來たのですが、來たとたん、倒れて寢込んでしまひました。そのまま、この病院で診察を受け、歸りました。大丈夫かい。

 夜はのーーーーんびり。

 さて、次の日はいよいよ退院です。

 ガミさんから「明日は、どういふ豫定だ」とメール。とにかく一人で歸へるからと返信。どこまで迎へに行けばいいかとメール。近くの鳴尾駅で十分だと返信。荷物も送つたし、もう、歸へるに當たつての介助は必要ありません。

 それと、私は、ガミさんに限らず、自分より弱者と歩いてゐるときは、その人間を「護る」といふ本能があります。今は、術後なので、外で移動するときに、自分で自分の軆を護るのが精一杯です。もし、今、外で、暴漢に襲われても、一人であれば、これまでの經驗とスキルから、自分の軆ぐらいは、なんとかかわしながら護ることができますが、ガミさんまで護ることが出來ません。もし今、ガミさんと二人で歩いてゐて、暴漢が襲つてきたら、私は命を投げ出すしかありません。さうです、今、一緒にいられると足でまといなのです。迎へに來られると困るのです。それは説明しても分からないだらうから云ひませんでした。

 では、次囘は最終囘です。 つづく

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このページは、宝徳 健が2015年9月16日 06:33に書いたブログ記事です。

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