つれづれなるままに(皇紀弐千六百七十五年九月二十日)

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 今日で、ブログ10周年です。明日から11年目 に入ります。途中、ブログが壊れて、まだ修復してゐない記事もあります。とても時間がかかることなので、この修復は、ライフワークになるかもしれません。 ブログを始めた頃はまだ、ツイッターやフェイフブックがない頃でした。スマフォなる人間をだらくさせるツールもありませんでした(言つておきますが、スマ フォが惡いのではない。スマフォを使ふ多くの人間が惡い)。

 先日こんなことがありました。
 電車に乘つてゐました。若い母親が、小さな女の子を連れてゐました。母親はスマフォに夢中です。途中で、自分が降りる驛となりました。母親はそれでも、 フマフォに夢中です。驛に着いてドアが開くと母親は自分だけスマフォに夢中になりながら降りていきます。子供を置き去りにして。ドアが閉まりさうになるの で、私は子供を外に出してあげました。すると、母親がこちらを向いて「人の子に何をするのですか」ですつて。

 數日前にも書きましたが、 天國と地獄には同じものがあります。おいしい料理とながーーーーい箸です。地獄では、その長い箸で一人一人がおいしい料理を食べようとするのですが、箸が 長くて自分の口に入りません。天國では、お互いに長い箸で、食事を食べさせ合ふので、みんなおいしく食べることができます。

 同じものがあるのに、そこにゐる人間の心持ちによつて、天國にも地獄にもなる。この長い箸とおいしい料理は、まさにスマフォそのものですね。この母親は今、地獄にゐます。

  今朝、起きて、血壓やらを測つてゐたら、ラジオから、ラグビーワールドカップでジャパンが南アフリカに勝つたとのニュースが飛び込んできました。かつて、 南アフリカはラグビーの世界から排除されてゐました(アパルトヘイトのため)。復帰して初めて南アのラグビーを觀たとき、そのすさまじさに驚愕しました。 オールブラックス(ニュージーランド)、ワラビーズ(オーストラリア)さえも怖がつてゐました。なんとそこにジャパンが勝つた。この上なく嬉しいことで す。私は、點を入れたら馬鹿踊りしたり、日の丸の赤いところに字を書いて應援したりするサッカーよりも、ノーサイドの精神があるラグビーの方が數倍好きで す。

 退院してからよく寢ます。やはり、手術でたいへんな體力を消耗したのでせう。深める仕事をする根気がまだ出てこない。調べものや作成の仕事をしながらリズムを整へないと。

  昨日は、退院して(といふより手術後)一番つらい日でした。左胸が強烈に傷みました。満足に歩けないほどです。心筋梗塞の再發?と最初疑いました。主治医 のN先生とハートセンターの當直の先生に電話しました。傷みがピンポイントであること(心筋梗塞ならもっと範囲の廣い痛み)、術後は、傷の周り5~10セ ンチのところが強く傷むことがあるとのアドバイスを受けました。ロキソニンを飲んだら治りました。ホッとしました。

 昨日の16時に息子が歸つて來ました。ロキソニンを買ひに行つてくれました(ガミさんは、賈ひに行つてくれません)。傷みがおさまりました。

  仕事の事、生き方の事、心の持ち方のこと、二十代をどう過ごせばよいかというテーマ・・・・・・。汲めど盡きぬ話で夜遅くまでずつと、話しました。私の至 福の時間です。話を聴いてゐると、上司も同じやうな話をしてくれるとのこと(具體性では、父さんの方がすごいがと<(`^´)>)。よい會社 です。

 優秀な人材は、どの組織でもほしい。でも、德を積まない組織が、収益を確保し、その正しい評價以上に収入を得ることはとても危險 です。危險どころか、その業界も、會社も、組織も、ゐる人間が自分たちを誤解してしまひ、それ以上發展しようがなくなります。醫者しかり、薬剤師しかり、 辯護士しかり、メディアしかり、金融業界しかり・・・。

 彼が德を積める會社に入れたことを心から感謝します。

 今日は、つれづれなるままに兼好法師になつたつもりで書きました。

つれづれに 心書きとめ 振り返る 昨日の一日 昨日の人生

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このページは、宝徳 健が2015年9月20日 07:06に書いたブログ記事です。

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