みなさんは、「我こそはローマ演説」をご存知ですか?弊社月刊誌 士魂商才第八十七號の記事を紹介します。
主権國家とは何か。それは、大英帝國全盛期のパーマストンを例に取れば一目瞭然です。我が國が幕末の頃、世界の外交を仕切っていたのが英國パーマストン卿です。パーマストンは、最盛期の大英帝國を象徴する人物であり、砲艦外交の代名詞です。1830年に外相に就任してから1865年に首相在職のまま死去するまで、大英帝國の外交をけん引しました。
パーマストンは、他人にはできない事を三つやりました。一つは、激高するアメリカ世論を恫喝ひとつで黙らせたことであり、二つ目が、支那人の非正規兵を陸戦で完膚なきまで叩きのめしたこと、そして三つ目が、ロシアに外交上の錯誤を強いた上で、戰爭に引き摺りだし、袋叩きにしたことです。
この三つのことはもちろんですが、「これが主権國家だ」ということをパーマストンはやっています。1850年、イギリス籍のユダヤ人がギリシャで家を焼かれるという事件が起きました。ユダヤ人差別感情もあり、ギリシャの官憲は、まともに捜査すらしませんでした。パーマストンは激怒します。艦隊をギリシャに派遣して戦争も辞さずと恫喝しました。さすがにビクトリア女王を筆頭に上流階級から非難が湧きおこりました。パーマストンは言います。
「古のローマ市民が「私はローマ市民である」と言えば侮辱を受けずにすんだように、イギリス臣民も、彼がたとえどの地にいようとも、イギリスの全世界を見わたす目と強い腕によって不正と災厄から護られていると確信できるべきである」
この演説は「我こそはローマ演説」としてあまりにも有名です。イギリス人は熱狂しました。
一人の國民の權利を、総力を挙げて護るのが主権國家である
なのに、今の我が國は、十四歳の女の子がテロ國家に攫われても助けることもできません。いえ、助けることをしません。
では、大日本帝國はどうだったか。
明治時代のロシアといえば、大國です。当時の日本では及びもしなかった大國です。恐ろしいほどの大國です。
アイヌの女性がロシア人に樺太で強姦殺人されるという事件が起きました。榎本武揚はロシアに「犯人を引き渡せ」と迫ります。ロシアは「こちらで処分した」と歯牙にもかけません。榎本は追い詰めます。「犯人の名前すら書類に書いていないのに、なぜ処分したと信じられるのか」と。最後はサンクトペテルブルグに海軍中将特命全権大使として乗り込んでいきます。それでもロシアは我が國を馬鹿にして、課長級の人間しか出てきません。
「大ロシアだろうと小國日本だろうと、國民の生命は平等だと國際法に書いてあるではないか。お前の國が我々に『日本は文明國ではない』と言って不平等条約を押し付けておきながら、自分では國際法を守らないのか」と國際法の知識を駆使して交渉したのです。条件は「謝罪」「賠償」「犯人引き渡し」「再発防止」の四つです。「この条件を全部やれ。文明國として当然だ。できないとは言わせない」。という話から榎本は話をどんどん広げ、「再発防止には、やはり雑居地になっているのが問題なんだから、これをなんとかしよう」と、ついにあの、大ロシア帝國を相手取って、
千島樺太交換条約を締結
してしまったのです。
「樺太はそちら、千島はこちら、これなら文句ないだろう」「我々は樺太を日本固有の領土だと思っているから、これを引き渡すのは耐え難い苦痛である。國内の反対論も盛り上がっている」として、強気に押して押して押しまくって、対等条約にこぎつけたのでした。ちなみにこの日露交渉の時に何も役に立たなかったのがアメリカです。仲裁に入ろうとしたら、ロシアから、「お前みたいな弱小國に言われたくない」と追い返されました。
明治外交のすごさです。当時、ロシアは、露土戦争(ロシアとトルコの戦争)がはじまろうとしていました。極東の流刑地に関わっている暇はロシアにはない(ロシアは、歴史上、外交のもめ事を絶対に二つ同時にやりません)、と榎本は読みました。そうです。外交とは地政学なのです。小村寿太郎、榎本武揚、石井菊次郎と敗戦前の日本外交官は、きちんと國際法と地政学を理解していたのです。
ここまでが、士魂商才の記事です。
主權國家とは何か。よく考へませう。軍事力とは戰爭をする道具ではありません。臣民を守る武器です。たかだか東京都大田区と同じぐらいの經濟力しかもたない北朝鮮に、十四歳の女の子がさらわれても、奪い返す意思も能力ももたない國だといふことを臣民が自覺しなくてはなりません。その自覺もなしに、國會議事堂の前でテロリストに加担するなよ。
支那にさらわれた臣民を救いませう。臣民レベルで聲をあげませう。
【平成二十七年十月一日の日誌】
Ⅰ 食事(投藥も同時チェック。昼は投藥なし)
朝ごはん:野菜サラダ、おにぎり一個、ヨーグルト 〇
昼ごはん:野菜サラダ、焼肉
晩ごはん:ジンギスカン〇
Ⅱ 健康項目
①體重:80.0キログラム
②運動:2.7キロメートル 1,777キロカロリー
③血壓:94-71
Ⅲ 對病氣
私は毎日、病院からの指示事項を朝・昼・晩行います(血壓・體温・投藥等)
Ⅳ 朝のおつとめ
①私は毎朝、般若心經を唱和します。
②私は毎朝、敎育勅語を唱和します。
③私は毎朝、大祓詞を唱和し、神棚を拝禮します。
④私は毎朝、皇居を遥拝します。
⑤私は毎朝、宗像大社を遥拝します。
⑥私は毎朝、1分間の瞑想をします。
⑦私は毎朝、定めた壱か所の掃除をします。
Ⅴ ルーティン
①私は毎朝、朝のおつとめをします。
②私は毎朝、参つの唱和をします。
③私は毎朝、定めた壱か所を掃除します。
④私は毎日、手紙を1通以上書きます。
⑤私は毎朝、手帳の消込、メモファイルの整理及び検証をします。
⑥私は毎朝、全クライントのことを3分間ずつ思考します。
⑦私は毎朝、5年間の夢、1年間の夢を眺めます。
⑧私は毎日、夢に向けての事業づくりに5分以上取り組みます。
⑨私は毎日、和歌を一つ以上詠みます。
⑩私は毎日、2キロメートル以上歩きます(雨が降った日は階段を相當分)。
Ⅵ 期日目標
①私は毎週土曜日に、その週の行動計画を消し込みます。
②私は毎週土曜日に、次週の週計画を作成します。
③私は毎月月末までに、士魂商才を作成します。
④私は毎月15日までに、ビジネスモデル構想をひとつ作成します。
⑤私は毎週土曜日に、息子に手紙を書きます。
⑥私は毎月第一(二)木曜日に、PM会議と一木會を實施します。
⑦私毎日20日までに、次月クライアント訪問計画を作成します。
⑧私は毎日20日までに、次月手帳をセットします。
⑨私は毎月月末までに、次月クライアント計画を作成します。
⑩私は毎月月末までに、Bファイル、Aファイルを作成します。
Ⅶ 行動規範:八戒
一、いつも最悪の事態を想定せよ
一、そして、今日一日の最良の行動をとれ
一、自分の事ばかりしゃべるな(ブログと士魂商才以外)
一、自分以外の人に強い興味を持て(ただし必要以上期待しない、過去の出来事にこだわらない)
一、自分の馬鹿さ加減を常に思い出せ
一、人から受けた恩は忘れるな
一、人へ施した恩はすぐに忘れろ
一、小さな仕事こそ丁寧にやれ
<スマフォ八戒>
①歩きスマフォといふ愚か且つ危險極まりないことは絶對にしません。
②ゲームをダウンローする堕落した人間になりません。
③電車の中で、仕事のメール以外を観たりアプリを操作するシンナー患者のやうなおぞましい行いは絶對にしません。
④電車の中でギリギリまでフマフォを操作し、ギリギリに降りるような非人間的なことは絶對にしません。
⑤人と話している時にスマフォを操作するなどといふ失禮な行いはしません。もし、緊急で必要なら、その方に斷り、そして、その場をはずしてやります。
⑥人間の地道な努力を否定し、その努力の積み重ねをすべて破壊してしまふ愚か極まりないライン、フェイスブックは絶對にやりません。
⑦スマフォを活用する最大の目的がテザリングであることを決して忘れません。
⑧以上の事をわきまえた上で、本當に人間らしいスマフォの使い方を探求し、間違えた非人間的なスマフォの使い方をしている奴らに示唆を與へます。
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