大和言葉 3(皇紀弐千六百七十五年十月十五日 參)

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 言つてゐることは間違つてゐないのに、日本語の使ひ方が違ふので、相手に傳はらないことがあります。でも、話してゐる本人は、それがわからない。「あの人は何を怒つてゐるんだらう」と。間違つてゐるのはどちらかわかりますよね。正しい日本語を使はない方です。

 今日の大和言葉は「相合」です。
 これは、歴史的假名遣ひでは、どう書くのだらうか?「あひあひ」「あいあひ」。調べてみますね。

 「相合にしませう」。

 きれいな言葉です。ひとつのものを二人以上で一緒に使うことです。相合傘もさうです。

 「一緒に何かをしませう」といふ言い方をやわらかくしたのが「相合にしませう」です。

 「あっ、あの方ご結婚なさつたのですね」「では、相合でお祝いを差し上げませうか」。

 きれいな言葉なんですが、いま、使うと通じないかも(汗)。悲しい事です。

 我が國から美しさが失はれていきます。

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このページは、宝徳 健が2015年10月15日 02:00に書いたブログ記事です。

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