大和言葉 廿四(皇紀弐千六百七十五年十一月廿日 弐)

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 私達の髙校(福岡縣立福岡髙等學校:ふつこう)は、英語を學ぶのに「活文(活用文例集)」といふものがありました。これをみんな一生懸命暗記します。今でもあるのかなあ。

 福髙の先生は、手作りの敎科書を創ることが多いのです。化學が好きだつた私は、化學の先生の手造り敎科書が大好きでした。ナイロン6-6の構造式を敎へていただいたときなど、何度も何度も、書きました。いまだに持つてゐます。
 
 この活文も恐らくさうなのでせう。
その中に、「be beyond description:スペルはあつてゐますよね(汗):筆舌に盡し難い」といふ表現が出てきたときに「へー、かういふ日本語(譯)があるんだ~」と思つた事を覺へてゐます。

 もちろん、アングロサクソンの言葉にあるのですから、我が大和言葉にもあります。

 「得も云はれぬ」です。

 「言葉に云ひあらはせないほど」と云ふ意味です。

 「得も云はれぬおいしさ」「得も云はれぬ美しさ」「得も云はれぬ喜び」「得も云はれぬ趣(おもむき)」です。

 beyond descriptionと同樣 「云ふに足りない」「云ふ値打ちがない」といふ意味でも使はれます。

 得も云はれぬ 美しきかな 天地(あめつち)に 培はられる 大和の言葉

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このページは、宝徳 健が2015年11月20日 07:15に書いたブログ記事です。

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