湖西の輝き(皇紀弐千六百七十五年十一月廿九日)

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 月間WILLが最近、あまり面白くありません。といふか私が變はつてきたのかも。

 私の「保守」のとらえ方がどんどん進化してきます。「國體を破壊しやうとする狂氣に対抗するのが保守」。これが今のところの私の考へ方です。この考へ方にすると、今の似非保守がよくわかるやうになりました。

 たくさんの良書に出逢つてゐます。私は、「最近は、よい本が出てきた」とよくこのブログで申し上げてきましたが、とんでもない、昭和五十年代にも出てゐます。それが紹介されたなつたと同時に、私が氣づかなかつただけです。

 「眞實を知つてゐる。それだけで殺す十分な理由になる」。歐米の考へ方です。なので、眞實が屈辱の敗戰後、封じられてきました。でも、封じられた中でも、しつかりと痕跡を殘してきた方々がたくさんゐます。

 私もやらないと。國が崩壊します。

 さて、昨日、日帰りで小濵に行つてまいりました。大阪発6時1分の特急サンダーバードに乘りました。最近、北陸に行くとき、早目に切符をとらないと、満員のことが多いのです。名古屋からのしらさぎも、大阪からのサンダーバードも。特に朝は、とりにくい。

 歸りもさうです。グリーン車まで満員のことが。觀光客ばかりではないのです。
 このサンダーバードは、琵琶湖の湖西を走ります。朝の琵琶湖も美しい。特にこのサンダーバードが湖西を通過する頃、晴れていれば、日の出と出逢へます。日の出の光が琵琶湖に映し出され、キラキラ光つた、湖面は息をのむやうな美しさです。

 シャッターチャンスを狙つてか、それを寫しに來てゐる人もたくさんゐます。だから満員なのか~。實際、これを觀るために乘つても損はありません。美しい。

 昨日は、それにくはへて、電車の左側の空、つまり、太陽-湖-電車の向かうの西に、お月様が出てゐました。明けの月です。このバランスはいい。

明けの月を 西に抱ける 淡海(あはうみ)の 木の間に昇る 朝日東に

 「東」といふ字は、「木」と「日」の合成が字源です。地平線にお日様が上ると「旦」です。もう少しお日様が昇つて、木の間に来ると「東」となります。木の上にくると「杲」。日が草原に沈むと「暮」となります。かういふ風に字には字源といふものがあり、學校敎育でも、かういふ敎へ方をすれば子供たちは勉強が好きになります。

 昨日の湖西は、まさに、お日様が木の間に昇る光景でした。淡海は、近江です。滋賀縣です。「淡い」といふ日本語は、素敵です。

 安岡正篤先生は、「淡の味こ極至」と仰つてゐます。

「淡として水の如し」なるほどそう言われれば、死にがけに酒を持ってこいとか、コーヒーが欲しいとか言う者は ない。水、水と言う。やっぱりこれが一番うまいのだろう。『荘子』に「君子の交(まじわり)は淡として水の若(ごと)し」という名高い言葉がある。ある弟 子が先生に、「それじゃ、君子の交なんてつまらんじゃありませんか。即ち何だか味がなくて、そうして水みたいだというんでは面白くないじゃありませんか」 と言われて、先生が答えられなかったという話もあるが、これは淡とか水とかいうことの意味が分からんからであります。

淡というのは、そんなあっさりした味気ないという意味ではない。味の極致を淡という。甘いとか酸っぱいとかいうことを通り越して、何とも言えない味とい う。老子はこれを無の味と言うておるのです。それを淡という。何とも言えない、強いて言えば無の味、それは何だと言えば、実在するものでは結局水だ。万物 は水から出たことは語承知の通りだ。人間の身体も八割は水だ。だから結局死ぬ時には、水が足らなくなるから、水ということになるんで、結局水が一番うま い。

その一番うまい水を汚染してしまう公害というものは、しかもそれが近代文明の害だというのだから、文明は今や明にあらずして、めいはめいでも迷であり、やがては冥土の冥となる。恐ろしいことになってきた。

私はいつか「師と友」に緑陰茶話というものを書いて、茶の説明をしたことがある。煎茶というのは三煎する。その第一煎で、良い茶の芽、それへ湯加減をよく して注ぐと最初に茶の中に含まれておる甘味が出てくる。その次にはタンニンの渋味を味わう。それから三煎して、カフェインの苦味を味わう。甘味、渋味、そ れから何とも言えない苦味、その上がつまり無の味、淡の味である。これを湯加減して味わい分けるのが茶の趣味、茶道である。」(安岡正篤先生)

 この「淡い」といふ感覺、支那人や歐米人にはありません。我が國には、「良き中途半端さ」が素敵に存在してゐます。

 ああ、旅がしたい。本を抱えて。

今に觀る 淡き光を いただきて 數千年の 時が流るる

【平成二十七年十一月廿七日の日誌】
Ⅰ 食事(投藥も同時チェック)
朝食:酢玉葱、キャベツ、おにぎり一個、大豆パン 〇
昼食:ココスのミスジステーキ(370キロカロリー)、シーザーサラダ〇
夕食:大豆パン二個〇 

Ⅱ 健康項目
①體重:77.9キログラム
②運動と消費カロリー:6.39キロメートル 2,347キロカロリー  
③血壓:未測定
④握力:右48、左40 今年中に50にします
⑤BMI:25.4 目標:今年中に25未満
⑥體脂肪率:20.2目標:来年三月までに18未満
⑦内臓脂肪率:13.6 目標:来年三月までに10未満

Ⅲ 對病氣
 私は毎日、病院からの指示事項を朝・昼・晩行います(血壓・體温・投藥等)

Ⅳ 朝のおつとめ
①私は毎朝、般若心經を唱和します。
②私は毎朝、敎育勅語を唱和します。
③私は毎朝、大祓詞を唱和し、神棚を拝禮します。
④私は毎朝、皇居を遥拝します。
⑤私は毎朝、宗像大社を遥拝します。
⑥私は毎朝、3分間の瞑想をします。
⑦私は毎朝、定めた壱か所の掃除をします。

Ⅴ ルーティン
①私は毎朝、朝のおつとめをします。
②私は毎朝、参つの唱和をします。
③私は毎朝、定めた壱か所を掃除します。
④私は毎日、手紙を1通以上書きます。
⑤私は毎朝、手帳の消込、メモファイルの整理及び検証をします。
⑥私は毎朝、全クライントのことを3分間ずつ思考します。
⑦私は毎朝、5年間の夢、1年間の夢を眺めます。
⑧私は毎日、夢に向けての事業づくりに5分以上取り組みます。
⑨私は毎日、和歌を一つ以上詠みます。
⑩私は毎日、5㎞以上歩きます(雨が降った日は階段を相當分)。

Ⅵ 期日目標
①私は毎週土曜日に、その週の行動計画を消し込みます。
②私は毎週土曜日に、次週の週計画を作成します。
③私は毎月月末までに、士魂商才を作成します。
④私は毎月15日までに、ビジネスモデル構想をひとつ作成します。
⑤私は毎週土曜日に、息子に手紙を書きます。
⑥私は毎月第一(二)木曜日に、PM会議と一木會を實施します。
⑦私毎日20日までに、次月クライアント訪問計画を作成します。
⑧私は毎日20日までに、次月手帳をセットします。
⑨私は毎月月末までに、次月クライアント計画を作成します。
⑩私は毎月月末までに、Bファイル、Aファイルを作成します。

Ⅶ 行動規範:八戒
一、いつも最悪の事態を想定せよ
一、そして、今日一日の最良の行動をとれ
一、自分の事ばかりしゃべるな(ブログと士魂商才以外)
一、自分以外の人に強い興味を持て(ただし必要以上期待しない、過去の出来事にこだわらない)
一、自分の馬鹿さ加減を常に思い出せ
一、人から受けた恩は忘れるな
一、人へ施した恩はすぐに忘れろ
一、小さな仕事こそ丁寧にやれ

<スマフォ八戒>
①歩きスマフォといふ愚か且つ危險極まりないことは絶對にしません。
②ゲームをダウンローする堕落した人間になりません。
③電車の中で、仕事のメール以外を觀たりアプリを操作するシンナー患者のやうなおぞましい行いは絶對にしません。
④電車の中でギリギリまでフマフォを操作し、ギリギリに降りるやうな非人間的なことは絶對にしません。
⑤人と話している時にスマフォを操作するなどといふ失禮な行ひはしません。もし、緊急で必要なら、その方に斷り、そして、その場をはずしてやります。
⑥人間の地道な努力を否定し、その努力の積み重ねをすべて破壊してしまふ愚か極まりないライン、フェイスブックは絶對にやりません。
⑦スマフォを活用する最大の目的がテザリングであることを決して忘れません。
⑧以上の事をわきまえた上で、本當に人間らしいスマフォの使い方を探求し、間違えた非人間的なスマフォの使い方をしている奴らに示唆を與へます。

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このブログ記事について

このページは、宝徳 健が2015年11月29日 07:22に書いたブログ記事です。

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