よく、「頑張ります」といふ言葉を聞きます。「何を?」と聞き返したくなります。
企業現場で「明日は頑張ります」と言つて、次の日に頑張つた人を見たことがありません。明日頑張れるなら、なぜ、今日、頑張らないのか?
この「頑張る」といふのは「我を張る」が語源です。
企業現場で「明日は頑張ります」と言つて、次の日に頑張つた人を見たことがありません。明日頑張れるなら、なぜ、今日、頑張らないのか?
この「頑張る」といふのは「我を張る」が語源です。
相田みつをさんの言葉に「頑張らなくていいから具對的に行動しやう」といふものがあります。そうなんですね~。心理學の論理療法でいふ、「マインドフルネス(自分の立ち位置を知る)」が出來てゐない人が、「頑張ります」といふ言葉をよく使ひます。でも、「マインドフルネス」が出來てゐないと、どんな解決策を講じても「絶對」にうまくいきません。斷言します。
もうひとつ、「頑張ります」は、病人には使はないことです。
懸命に闘病してゐる人に向かつて「もつと、我を張れ」といふことになるからです。
そして、手紙を書くとき、高齢の方や病人、軆體が弱い人に對しては、「どうぞご自愛下さい」では、少し物足りないのです。
「くれぐれも、御身おいたはりください」「くれぐれも、御身大切になさつてください」となります。
「頑張れ」のあの、聞いたらしんどくなるやうな氣持ち、「ご自愛ください」の弱さ。。。
大和言葉は素敵ですね。
頑張れと いふ責任の ない言葉 聞かされる方 心苦しく
コメントする