背信(皇紀弐千六百七十六年二月十七日)

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 岡山驛を降りて、岡山驛を背にして右側に、今、スーパーになつてゐるところに、かつて世界を驚かせた企業がありました。「林原」です。昔仕事で関わりがあつたのでなつかしく思ひます。

 この素晴らしい企業を、金融機關と司法が葬り去つてしまひました。

 私は、企業再生の仕事もやつてゐます。もし、その企業が今潰れたら、債權者は債權の何%を回収できるかという數値を「破産配當率」と言います。不思議なことに、の數値が髙いほど金融機關は破綻させたがります。

 林原は、金融機關と辯護士に潰されたあと、債權債務の整理をしたら、なんと債權者の回収率は、97%だつたさうです。それも、金融機關と辯護士がなぜか焦つてゐたからで、時間をかけたら100%以上だつたと云はれてゐます。
 林原の専務だつた林原靖氏が以前、破綻といふ本を上梓しました。


 これを讀んだとき、「こんなおかしな話があるのか」「よしんば、破綻懸念先(ハケ)か実質破綻先(ジッパ)であつたとしても、こんなやり方があるのか」「住友信託銀行と中国銀行は、ちょっとおかしいな」「裏で何かが起きてゐるな」と感じました。

 今囘、その林原靖氏が「背信」を上梓しました。

背信 銀行・弁護士の黒い画策


 讀みました。なーるほどね。と思ひました。中国銀行か~。辯護士か~。

 なんにせよ、もつたいない話です。インターフェロン、トレハロース・・・・。林原が社會に貢献したものは枚挙に暇がありません。

 これはうがつた味方かもしれませんが、林原憎しの外資が裏で動いてゐる可能性もあります。

 ああ、この金融機關や辯護士をはじめ、我が國の實業の仕事の在り方が狂つてきてゐます。

 「眞に働く姿を顕現し、國家社會に示唆を與へる」

 かつての出光興産(株)の第二の定款と云はれた言葉です。もう一度、我が國企業の、背骨を鍛え上げる必要があります。東芝しかり、旭化成しかり・・・・・・。先人たちが泣いてゐます。

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このページは、宝徳 健が2016年2月17日 08:13に書いたブログ記事です。

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