春満月(皇紀弐千六百七十五年三月二十五日)

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 昨日、神戸から岐阜に移動しました。私は関西から岐阜に移動するときは、岐阜羽島で降りて、名鉄竹鼻線に乘り換えます。そうすると名古屋廻りで行くより二千円近く安い。時間もあまり變はりません。

 昨日、岐阜羽島で降りて、「寒いな~」と震えながら、電車を待つてゐました。ふと見上げると、月の美しいことこの上ありませんでした。満月に近かつたかな。

寒空に ぽっかり浮かぶ お月樣 ウサギが遊ぶ 餅つきながら

 春の月と云へば、「朧月(おぼろづき)」が浮かびます。ほのかにかすんだいかにも春らしい月です。

上手に寫眞がとれなかつた(涙)。


 でも、昨日のやうな月もいいですね~。

 和歌を詠んでいても、月はほとんどが秋の季語です。ですから春の月をさす場合は「春」をつけます。「春満月」のやうに。

 でも、「春」を付けるだけで、なんだか優しい気分になりませんか?明るい気分になりませんか?

 「春満月」。文字通り春の満月なんですが、「春に満ちた月」と詠んでも素敵ですね。

 「春満月がぽっかりと浮かぶのどかな夜です。眠るのも惜しいので筆をとりました」なんて、手紙に書くといいですね~。

 言霊(ことだま)が幸(さき)はふ國 日本。我が國の言葉は美しい。

満ち溢る 春満面の 満月を 溢れる思ひで いく人が観る

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このページは、宝徳 健が2016年3月25日 06:39に書いたブログ記事です。

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