フランス革命と保守(皇紀弍千六百七十六年四月二日 弍)

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 學校では、共和制が何か素晴らしい制度のやうに習ひます。フランス革命があれほど美化されるのはなぜでせうか?

 繰り返します。保守とは、

國體を破壊する狂氣に対抗する力

です。では、今の自民黨は保守でせうか?違ひます。
 保守が國體を維持・發展させる力だとすれば、自民黨が草案した新憲法案は、それに當てはまりません。ですから、自民党は國體を破壊する存在です。

 産經新聞・讀賣新聞の憲法草案もさうです。讀賣の草案など語る價値もありませんが、自分たちを保守と思つてゐる産經でさえさうです。名前も「國民の憲法」です。腰が抜けてしまひます。必要なのは國家の憲法であり、國民の憲法など必要ありません。

 自民黨、讀賣、産經、どの憲法草案も、ポピュリズムです。曲學阿世の徒です。まあ、今の臣民のㇾ俳rの低さでは政治家やメディアはかうするしかないのかもしれませんが。

大日本帝國は、萬世一系の天皇が、之を統治す

 大日本帝國憲法第一条です。これでもダメです。

 大日本帝國憲法と敎育勅語に命を懸けた井上毅(いのうえこわし:この人がいなければその後の我が國の歴史と道德はなかつた)が、最初に考へたのは、

大日本帝国は、萬世一系の天皇の治(し)らすところなり

です。この「シラス」といふ言葉を知らないと日本人ではありません。「シラス」こそが我が國の國體だからです。

 そして、大日本帝國憲法には、「主權」と云ふ言葉が一つもありません。我が国には必要なかつたのと、歐米に對して、明治人が挑戦したからです(これについては後日)。

 いっけねえ~。脱線しすぎた~。次囘は、ルソーが考へた共和制について述べ、このフランス革命の愚かさを檢證していきませう。

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このページは、宝徳 健が2016年4月 2日 09:18に書いたブログ記事です。

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