諦める④(皇紀弍千六百七十六年四月二十一日 弍)

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 四諦の最後 「道諦(どうたい)」です。苦の眞理を知り、そこから離れ、最後に苦を滅します。この苦を滅することを「道諦」と云ひます。そして苦を滅する八つの方法を八正道(はっしょうど)と云ひます。
1、  正見(しょうけん)...正しい見解、正しい信仰

世の中、人生において正しい智慧と見解を備えること。

2、  正思惟(しょうしゆい)...正しい考え方、正しい決意・意志

善惡を正しく見極めれる力。きちんと頭で整理し正しい決斷をする事。

3、  正語(しょうご)...正しい言語行為

美しい言葉を使う事です。嘘をついたり、惡口をいわない。

4、  正業(しょうごう)...正しい行い

正しい行動をすること。例えば、立ち居振る舞い、社會奉仕など

5、  正命(しょうみょう)...正しい生活方法

規則正しく生活すること。暴飲暴食は避け健康に氣をつけること。

6、  正精進(しょうしょうじん)...正しい努力

  • 今まで起こつてゐない惡は絶對に起こさないやうに努力する
  • すでに起こつてゐる惡はこれをなくすやうに努力する
  • 今まで起こつてゐない善はこれを起こすやうに努力する
  • すでに起こつてゐる善はこれを更に増大させるやうに努力する

7、  正念(しょうねん)...正しい意識、正しい注意

正しい考えの元、常に自分を見失ふことなく周りに振り囘されることのないやうに常に意識すること。

8、  正定(しょうじょう)...正しい精神統一

正しく坐禅を組み、身体と呼吸と心を落ち着かせることが大切。

 

 この八正道は、相互に密接に関わっており、統合することで苦を滅し悟りの境地に到ることができるのです。結局、自らの苦しみとは自らが生み出してゐます。それをすぐに他へ責任転嫁します。あきらめるとは、これらの正しいことをきちんと知つて、そして、自らを見極めることなのですね。

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このページは、宝徳 健が2016年4月21日 15:57に書いたブログ記事です。

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