五月の言葉(皇紀弍千六百七十六年五月五日 弍)

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 田に水が張られ始めました。我が國が最も美しくなる頃です。我が國は、豐葦原の瑞穂の國です。天照大御神のお導きにより、米を以て臣民は生活することになりました。米は一人ではできません。なので、ひとり一人がわがままを云はず、みんなで「力を合はせて」社會を築きました。それが「結い」の心です。

 昔は、田んぼだらけでした。田に水が張られると蛙が鳴き始めます。
 その年初めての蛙の鳴き聲のことを「初蛙(はつかわず)」と云ひます。蛙の大合唱が聴きたいものです。

 子供の聲がうるさいからと幼稚園建設をストップさせる馬鹿な大人には、此の情緒はわからないでせうね。

 田に水が張り、田螺(たにし)が生息し始める頃、白鷺がやつてきて、その田螺をつひばみます。他の水、稻の緑、白鷺の白・・・・・。なんとも云へない美しい光景ですね。

「今日、初蛙を聞きました。大合唱の季節にそなへて、のどならしをしてゐるのでせうか。一日一日と暑さが増してきます。どうぞ、お軀體おいといください」なんて手紙に書くとよいですね。

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このページは、宝徳 健が2016年5月 5日 09:01に書いたブログ記事です。

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