ORKさん、ありがとうございます。書く勇氣がわいてきました。
第一帖(第一章)桐壺の解説をしてゐます。とにかく、源氏物語は桐壺からはじまります。帝が溺愛する桐壺から、それはそれはかはいい、玉のやうな光源氏が生まれました。誰もが一目見たとたん、絶賛します。
成長するについて深い敎養や嗜みも加はり、ますます宮中の人氣者となりました。
それでなくても、帝の寵愛を一軆に受けてゐる桐壺です。
第一帖(第一章)桐壺の解説をしてゐます。とにかく、源氏物語は桐壺からはじまります。帝が溺愛する桐壺から、それはそれはかはいい、玉のやうな光源氏が生まれました。誰もが一目見たとたん、絶賛します。
成長するについて深い敎養や嗜みも加はり、ますます宮中の人氣者となりました。
それでなくても、帝の寵愛を一軆に受けてゐる桐壺です。
妬みがうずまきます。特に、後繼者を生んでゐた女御などは、氣が氣ではありません。嫉妬に權力爭ひがくははりました。
源氏物語には和歌が795首詠まれてゐます。すごいですね。これは、宮中を去るときに、桐壺が詠んだ歌です。帝と別れる悲しさと、もつと生きたいをいふ氣持ちを詠んでゐます。
帝が、送つて來か和歌に對して、桐壺の母が送つた返歌です。桐壺(ふせぎし陰)が亡くなつたあと、この子(小萩)はどうなつてしまふのでせうか、と云ふ意味です。見事な和歌ですね。
さあ、光源氏は、桐壺の死後、どうなるのでせうか。つづく
そのために桐壺は體調を崩し、宮中を去つていきました。そして、帝の嘆きをよそに、みまかつたしまひます。
限りとて 別るる道の かなしきに いかまほしきは 命なりけり
荒木風 ふせぎし陰の 枯しより 小萩がうへぞ 靜心なき
帝が、送つて來か和歌に對して、桐壺の母が送つた返歌です。桐壺(ふせぎし陰)が亡くなつたあと、この子(小萩)はどうなつてしまふのでせうか、と云ふ意味です。見事な和歌ですね。
さあ、光源氏は、桐壺の死後、どうなるのでせうか。つづく
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