十七条憲法(皇紀弐千六百七十六年五月二十四日 弐)

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 共同體を大切にしてきた我が國です。では、個人はどうだつたのか。
 例へば萬葉集。この時代に、庶民が詩を詠むなど、歐米では、そんなことをしたら殺されてゐました。萬葉集では、天皇から庶民までみんなが和歌を詠んでゐます。身分の上下にかかはらず、実に一人一人の個性が出てゐるではありませんか。我が國を歿個性といふ人は、少しは勉強してほしい。

 共同體の我が國は、階級社會ではなかつたのです。この點も、私たちは嘘を教へられてきました。

 第七条に出てきますが、「人には、おのおのその任務がある」といふ「役割分担社會」だつたのです。階級制ではありません。

 實は、これが本當の個性の意味です。今は、個性といふと「好き勝手になんでもやつてよい」といふ意味ですが、眞の意味は違ひます。「自分が軆をおくその場、その組織の中で、自分の役割や使命を見つけそれをコツコツ果たしていく」ことが個性です。まさに、一隅を照らすです。

 ひとり一人が眞の意味の個性を果たして初めて共同體が成立します。

 どうでせう?今の、名ばかりのアメリカが押し付けた民主主義などちゃんちゃらおかしいですよね。

 大河ドラマを見ても、階級社會で庶民は苦しかつたといふ内容ばかりです。説明がつかないですよね。

 この素晴らしい家族主義を説いたのが第一条です。次囘から、第二条です。

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このページは、宝徳 健が2016年5月24日 05:18に書いたブログ記事です。

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