どこでだつたつけな~。確か、石山寺です。石山寺は、紫式部が「面白い小説を書け」と命じられて、構想を練るために籠つた寺です。大好きな寺のひとつです。石山寺には、もちろん源氏物語に關係する土産物の品々がたくさんあります。そのひとつに、源氏物語のあらすじを簡單にまとめた短冊があります。
その最初か二番目に出てきたゐたのが、第二帖(今日から)の「雨夜の品定め(あまよのしなさだめ)」です。
でも、それだけ讀んでゐては何の事かさつぱりわかりません。
第二帖で、なぜ、「雨夜の品定め」が出て來るのか。それは、頭中將(とうのちゅうじょう)を登場させるからなのです。第一帖と同じで、五十四帖に及びそうだいな今後の源氏物語を讀みやすくするために紫式部が行つた工夫です。
その最初か二番目に出てきたゐたのが、第二帖(今日から)の「雨夜の品定め(あまよのしなさだめ)」です。
でも、それだけ讀んでゐては何の事かさつぱりわかりません。
第二帖で、なぜ、「雨夜の品定め」が出て來るのか。それは、頭中將(とうのちゅうじょう)を登場させるからなのです。第一帖と同じで、五十四帖に及びそうだいな今後の源氏物語を讀みやすくするために紫式部が行つた工夫です。
多くの人が源氏物語を讀むのを途中でやめてしまふ理由の大きな一つが「登場人物が多すぎて頭が混亂するから」です。
キーパーソンを覺へておけばその混亂も回避できるですが、紫式部が、わざわざ源氏物語に「この人キーパーソンだからこの人だけは覺へておいてね」なんて云ふはずもありません。そこで私が解説します。
源氏物語において光源氏の次のキーパーソンと云ふのが頭中將です。
他の誰を忘れても、この頭中將だけは覺へておいてください。
さて、次囘から、第二帖 帚木(ははきぎ)に入ります。帚木つて何ですつて?ふっふっふ。それの意味も次囘ね。
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