娑婆(皇紀弐千六百七十六年六月十九日)

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 携帯をわすれて小濵に來てしまひました。一昨日の夜に一度取りに行つてまた小濵に戻つてきました。不便ですね~。携帯がない頃つてどうしていたのかしら。思ひ出せません。ネットも携帯のテザリング機能を使つてゐるので、ブログも書けませんでした。

 さて、普段何氣なく使つてゐる言葉が實は、佛敎用語だつたといふのを紹介してゐます。今日は「娑婆」です。やくざ屋さんが出所してきたときに「ああ、やつぱり娑婆の空氣はうめえなあ」と云ひます。

 私は、漫画「代紋TAKE2」が大好きです。あの漫画は面白い。やくざの世界は、むしろ堅氣の世界よりも秩序が正しいのではないでせうか。

 まあいいや。娑婆は、古代インドのサンスクリット語「サハー」に漢字をあてたものです。意味は「忍土(にんど)」または「堪忍土(かんにんど)」です。
 さまざまな苦しみに耐えて生きてゐく世界の事です。

 まあ、生きていると云ふのは、釈尊が言つた通り、生きること、老いること、病氣をすること、死ぬこと(生老病死)すべてが苦しみですね。それでも、人間は、死ぬまで生きていきます。

 娑婆の空氣は、うめえなあ、も、しんどいものです。

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このページは、宝徳 健が2016年6月19日 06:16に書いたブログ記事です。

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