我が國季節の美しい言葉を紹介してゐます。言霊が宿つた、我が国の美しい言葉に触れてゐると、喜怒哀楽の感情に流されてゐる自分が恥ずかしくなります。
今日は、「砌」です。「みぎり」と讀みます。
今日は、「砌」です。「みぎり」と讀みます。
「砌」の語源は「水限(みぎり)」です。水際や雨雫(あめしずく)の落ち際ををさす言葉でした。
それが、雨垂れを受けるために軒下に並べられた敷石や石畳のこともさすやうになりました。
轉じて、庭や境界といふ意味が広く、空間や時間にも及ぶやうになりました。時候の挨拶だけではなく、「幼少の砌」「ご多忙の砌」といふ使ひ方もします。
「向夏の砌、くれぐれもおからだお厭ひください」などと使ふといいですね。
それが、雨垂れを受けるために軒下に並べられた敷石や石畳のこともさすやうになりました。
轉じて、庭や境界といふ意味が広く、空間や時間にも及ぶやうになりました。時候の挨拶だけではなく、「幼少の砌」「ご多忙の砌」といふ使ひ方もします。
「向夏の砌、くれぐれもおからだお厭ひください」などと使ふといいですね。
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