世にも不幸な物語(皇紀弐千六百七十六年六月二十九日)

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 出光家が、出光興産と昭和シェルの合併に反對しました。株主総會で。出光家は34%弱の株式を保有してゐますので、出光家が反對すると、特別決議が必要な合併は否定されてしまひます。今囘、株主総會で取締役の再任に反對しました。それが合併反對の意思表示らしいのですが。取締役の選任は普通決議なので否決されますが・・・。

 確かに、出光の理念からすると、上場や合併はあり得ないでせう。私が役員だつたら、絶對に反對します。でも、それはもつとずつと前の段階の話しです。ここにきてそれはないでせう。出光家は、筆頭株主としての責任が果たせてゐません。

 さあ、これは困つてゐるでせうね~。社長も副社長も。どうなることやら。

 それはさておき今日のブログを開始します。學生の頃、エドワード・デボノの「水平思考」といふ講談社から出てゐる本を讀んだことのある人はたくさんゐるのではないでせうか?では、有名なこのクイズを知つてゐる人も・・・。
クイズ:金貸しと娘
 昔、一人のロンドン商人が、ある金貸しから莫大な借金をして大變困つてゐました。もし借金が返済できないときは、監獄に放り込まれてゐた時代です。醜い金貸しは、その商人の美しい娘に目をつけて、次のやうなルールを提案しました。

1.大きなカラの財布に、白と黒の小石を一つずつ入れるから、娘がそれを一つつかみ出せ。
2.もし白い石をつかんだときは、娘は今まで通り父親と暮らしてよく、借金も帳消しにする。
3.しかし、もし娘が黒い石をつかめば、借金を帳消しにする代償として、娘は金貸しの妻になれ。

 拒めは、父親は監獄送りです。娘はしかたなしに同意しました。そこで金貸しは、三人が立つてゐた石ころ道から二つの小石を拾つて財布の中に入れました。

 ところが娘は、金貸しが細部に入れた石がふたつとも黒石だつたことを、目ざとく見てしまつたのです。金貸しは娘に、運命を決める石を選べと、容赦なくせまりました。

 さあ、娘はどうしたでせう???   つづく 囘答と誰が一番不幸かを考へてみてください。

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このページは、宝徳 健が2016年6月29日 00:31に書いたブログ記事です。

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