超えた?(皇紀弐千六百七十六年八月十四日 四)

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 谷崎潤一郎ファンにはお詫び申し上げます。また、權威が大好きで、權威を崩したくない方々は聞くだけ聞いてください。

 讀み終はりました。山田詠美「賢者の愛」、谷崎潤一郎「痴人の愛」。

 山田詠美は、谷崎潤一郎を超えたかもしれません。
 谷崎潤一郎は大好きな作家です。きつと、ものすごく繊細な人だつたのでせうね。

 痴人の愛は、この年になつてからもビンビン感じました。でも、若い頃讀んだときとまつたく違ふ捉へかたをしました。女性と男性は別の生き物ですね。だから平等なんかにしたら、男性は女性には絶對にかなひません。では、男性は不要か。今の女性はさう感じる人も多いのでは。婦道を忘れた女性が多いので。まあ、今囘は、關係がありませんから、このことはおいといて。

 やはり男女は区別しなければなりません。男とはこんなにも女に翻弄される生き物なのでせうか。

 山田詠美は、おしむなく、谷崎に挑戰しました。これは、現代古典ですね。

 ああ、かういふストーリーにしたか。ああ、かういふ結末にしたか。

 人生の勝者とは何か。

 人の恩とはなにか・・・。

 そんなことをたくさん考へさせてくれた二つの本でした。良書です。(歴史小説以外)普段小説を讀まない私に強烈なインパクトをプレゼントしてくれました。

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このページは、宝徳 健が2016年8月14日 07:09に書いたブログ記事です。

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