METT-TCによるリーダー開発 3(皇紀弐千六百七十六年十月九日)

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M:任務 Misson
E:敵情 Enemy
T:地形 Terrain
T:部隊 Troops
T:時間 Time
C:民事 Civil Consideration

 からMETT-TCとなつてゐます。

 昨日は、優秀な人間の任務に対するとらへかたをのべました。
 一方、氣が利かない人間は、任務の受領→行動または、任務を分析しても、その分析の仕方がへたくそなどの理由で氣が利かないのです。

 そして出す側の仕事の指示は、以下の5つが必要でした。

①状況
②構想(その部署の方針)
③任務(仕事)
④補給支援
⑤指揮通信

 それを受けた人間が必要なのは、以下の通りです。:

①任務の具体的内容:5Wとその目的
②地位:自分の地位、立ち位置
③役割:自分の役割:役割、仕事内容
④具体的な目標:達成すべき目標(必成目標)、達成するとよい目標(望成目標)

 では、昨日の例をさらに發展させてみませう。

A「この壊れた建物を釘を打ち直して修理する(状況)。周りにいる社員たちも一緒になつてやるから(構想)、トンカチを持ってこい(任務)
B「わかりました」

B「(この壊れた建物を、周りにいる社員たちと一緒に修理するんだな。恐らくこの建物を修理して、再度使えるようにしたいんだらう(任務の具体的な内容)。俺はまず道具を持ってくる者として(地位)、建物の修理に必要な各種道具を揃えなければならない(役割)。そのためにはトンカチを數多く持ってくることはもちろんのこと(必成目標:具体的な目標)、出来ればその他の道具も數多くそろえるはうがいいな(望成目標:具体的な目標))」

 わかりやすい命令には、状況、構想、任務などの各種情報を含む必要があります。また命令を受けた者は、かならずその任務の分析を実施しなければ、与えられた任務しかこなせないロボットに近いやうな存在になつてしまひます。

 次囘は、ベクトルあはせです。

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このブログ記事について

このページは、宝徳 健が2016年10月 9日 09:51に書いたブログ記事です。

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