夏目漱石の小説は、若いときよく讀みました。三四郎が一番好きでした。吾輩は猫であるは、若いときはよく理解できませんでした(今はできます)。そして、坊ちゃん。
これも面白かつたですね~。坊ちゃんの中で、「うらなり」といふ登場人物がゐます。
坊ちゃんが、青白い顔でありながらふくれているその人物の顔を見て、子供の頃に同じように青くふくれている人物について下女の清が、「あれはうらなりのとうなすばかり食べているからああなった。」と言っていたのを思ひ出し、「うらなり」と名づけました。
これも面白かつたですね~。坊ちゃんの中で、「うらなり」といふ登場人物がゐます。
坊ちゃんが、青白い顔でありながらふくれているその人物の顔を見て、子供の頃に同じように青くふくれている人物について下女の清が、「あれはうらなりのとうなすばかり食べているからああなった。」と言っていたのを思ひ出し、「うらなり」と名づけました。
かつて、先端や枝先のことを「末:うら」と云ひました。つまり、時期が遅くなつて、伸びた蔓の先の方にできた實が「末生:うらなり」です。
反對に根元に近いところに成る實は、「元生:もとなり」と云ひます。
末生は、艶がなく、味も落ちるので、顔色が青白く、元氣のない人を例へる言葉になりました。
この時期、木々にはうらなりが目立ちます。
反對に根元に近いところに成る實は、「元生:もとなり」と云ひます。
末生は、艶がなく、味も落ちるので、顔色が青白く、元氣のない人を例へる言葉になりました。
この時期、木々にはうらなりが目立ちます。
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