蟋蟀在戸(皇紀弐千六百七十六年十月十八日 弐)

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 今は、二十四節気(にじゅうしせっき)では、寒露です。七十二候では、今日から、寒露 末候 「蟋蟀在戸」です。「きりぎりすとにあり」と讀みます。

 蟋蟀が戸口でなく頃。この候の蟋蟀は、夏から冬にかけて見られ、鈴のような音色を響かせるツヅレサセコオロギだと言われています。ギーッチョンと機織りのように鳴く蟋蟀ではありません。
きりぎりす 鳴くや霜夜(しもよ)の さむしろに 衣かたしき ひとりかも寢る

  新古今和歌集に載つてゐる後京極摂政前太政大臣の歌です。晩秋に獨寢する男の寂しい歌です(笑)。私などはいつも事務所で寢てゐますから、こんなさびしさはまうなくなりましたが。

 きりぎりすは、なぜかこのやうに多くの人から愛された虫でした。

 秋の虫の音~。小浜に出張にいくとオーケストラを聞くことができます。

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このページは、宝徳 健が2016年10月18日 04:09に書いたブログ記事です。

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