徒然なるままに(皇紀弐千六百七十六年十一月七日)

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 今朝は、いろいろやることがあるので、ブログはこの一つです。

 まだ、薪風呂だつた頃、風呂をたくのは、私の仕事でした。火の維持が大變。油斷するとすぐに冷めてしまひますから、入つてゐる人が湯冷めします。そこに「オガライト」といふおが屑を固めたようなものが開発されました。薪で火をおこし、炭が機能するまでこのオガライトをくべておくと、火が画期的に維持されました。便利なものだな~とおもいした。つきっきりにならなくても、火が維持されるので樂でした。

 まだ、缶詰が今より市場で存在意義を持つてゐたころ、缶詰のふたを開けないで、コンロで熱して、缶詰が爆發したといふニュースがありました。私がまだ小學生のころです。小學生の私でも、そんなことをしたら、中で空氣が膨張して爆發することはわかりました。爆發させた人がメーカーを訴へたといふニュースを観て、「自分の責任じゃん」と思ひました。
 昨日、神宮外苑のイベントで痛ましい事件が起きました。五歳の男の子が亡くなりました。心からお悔やみ申し上げます。ご両親のことを思ふといたたまれなくなります。子供を守れなかつたといふ親の心・・・・・・。男の子が熱い中・・・・・・・。

 燃えやすいものの粉は、燃えやすいのではないのです。燃えるのです。とくにおが屑のやうないつでも、燃えるものは、さうです。大勢の人間が集まる中で、そんなものを置くことが危險きはまりないことを作成者は知らなかつたのだらうか? 「今から人を殺します」とゐ言つてゐるやうなものです。

 「危ないことには近づくな」といふ社會になつてゐます。なので、キャンプに行つても、炭もおこせない人間だらけです。喧嘩をしたら人を殺します。私たちの時代は、相當な喧嘩がありましたが、喧嘩で人が死ぬことはありませんでした。

 危險から遠ざかることで、何が危險かを理解できない世の中になつてしまつてゐます。

 最近、お祭りで樣々な事故が起きてゐます。暴對法などで、必要以上にヤクザを排除するので、素人がひね割(テキヤではなく、警察が縁日の指揮をとる)で、素人が屋臺をやります。危險なことへの對処を知らない素人が事故を起こします。

 昔は、ヤクザ(暴力團とは違ひます)は、かつては地域の相談役でもあつたのです。社會には必要(惡)な世界です。

 危險を遠ざけることで、より危險になる。

 クリントンとトランプの爭ひも明日で決着がつきますね。クリントンは大統領になれなかったら投獄されます。だから必死ですね(笑)。あんな利權(我々が想像しているのとは桁が違ふ)まみれのクリントンが大統領になつたら大變です。

 では、トランプ。彼は、狂人大統領だつた、ウッドローウィルソンとフランクリン・ルーズベルトが作り出した世界に猛反發してゐます。正解です。でも、それをやられると自分たちの利權が失うことを恐れる人間がこれまた猛反發。あの極惡新聞ニューヨーク・タイムズをはじめとしたアメリカのメディアは戰々恐々です(笑)。それともうひとつ。その狂人大統領枠組みに守られてきた日本です。自國を自分たちで守るのが當然といふ意識を持たない多くの國民を多く抱へる我が國では、この狂人枠組みが外れると、自分で自分を守ることができなくなります。十四歳の女の子が拉致されても、助ける力も意思もないのですから。

 狂人枠組みがはずれたとき、私たちはどうするか。いいんじゃないですか? それを突き付けられても。要は、アメリカの問題ではなく、自分たちの問題です。

 小池都知事。彼女は、ステーツマン(政治家)ではなく、ポリティシャン(政治屋)です。橋下徹もポリティシャンですね。両社共、ポリティシャンが政治塾を作りました。うまくいくはずがありません。小池さん、まうそろそろ、設計主義による、惡人探しはやめませんか?豐洲のビルの地下ピットがなぜ惡いのかが、まつたくわかりません。

 民進党の野田さん。あなたは、自著「政権交代に大義あり」でなんて書いてゐますか?いちいちここで取り上げるやうなことはしませんが、松下政経塾では何を教わりましたか?まあ、松下政経塾出身者には人材も人物もいませんが。岡田さんには、あきれるほど笑わせていただきましたが、あなたには、もっと笑わせていただいています。そうか!あなたは、自民党から派遣されたスパイなのですね。救世主岡田(活動すればするほど与党が助かる)から救世主野田と呼ばせていただきます。

 海賊と呼ばれた男が映画化されるやうです。主演は岡田准一。永遠のゼロでも主演でしたが、怒鳴ってばかり。大河ドラマの黒田官兵衛の時も、どなってばかり。軍人は怒鳴りません。ああ、最愛の經營者をあなたが演じるのですね・・・(涙)。悲しい。

 昨日の讀賣新聞には、財界で最も私淑するJR東海 名譽會長の葛西さんが投稿されてゐました。すばらしい記事でした。これについてはまた今度。

 人のふり見て我がふり直せ。精進します。 をはり。

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このページは、宝徳 健が2016年11月 7日 06:18に書いたブログ記事です。

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