冬麗(皇紀弐千六百七十六年十一月十六日 弐)

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 季節の素敵な日本語を時々紹介してゐます。

 俳句には必ず季語が必要です。あっ、ここで一つ。俳句は「句」ですが、和歌は「首」です。間違へないやうに。

 「麗:うらら」は季語です。それも春の季語です。「春麗:はるうらら」とよく云ひますが、麗だけでも春の季語です。
 とはいへ、冬にも、冬なりの麗らかな日があります。その時には、「冬麗」となります。「冬日和:ふゆびより」「冬晴れ」といふ言葉もありますが、優しく包んでくれる響きは、冬麗ですね。

 冬の日光は「愛日:あいじつ」と呼ばれてゐます。日本語とは、なんと豐な言葉なのでせう。麗かな冬に日は、愛おしさも格別ですものね。

愛日の 光を浴びて つかのまの 豐さを受く 冬の麗らか

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このページは、宝徳 健が2016年11月16日 04:19に書いたブログ記事です。

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