敗戰後の我が國外交は、ずつとゲームテーカーでした。外交とはゲームメーカーにならなくてはなりません。やつとそのチャンスが訪れました。
國會論戦を聞いてゐても、ゲームテイカーとしての日本はこれからどうするんだといふ議論ばかり。彼らに國家運営を預けている恐ろしさで背筋が凍りさうです。
では、李登輝さんのインタビュー内容をお樂しみください。
台湾の李登輝元総統(93)は産経新聞のインタビューに応じ、米大統領選で共和党のドナルド・トランプ氏が勝利したことについて「トランプ氏は孤立主義者だと聞くが、米国が孤立主義の路線を取ろうとするならば、かえって日本の存在が必要とされるだろう」と述べ、アジア太平洋地域で今後、日本が果たす役割が増すとの認識を示した。
李氏は、「外交面では米国も日本がアジアで果たす役割に期待している。日本はそのことに気づくべきだ」と述べ、対外的な役割に対する日本の自己認識の低さに警鐘を鳴らした。また、トランプ氏の大統領就任で今後の米国の方針が不透明になるとした上で、「そうであれば、むしろ台湾と日本の連携がますます重要になる」と日台関係の強化を呼びかけた。
日本政府の集団的自衛権の行使容認や、それに関連する安全保障法制の整備を前向きに評価した上で、「トランプ氏が『米国第一主義』を掲げるのであれば、日本はこの機会を利用して、これまで米国に物おじしていた憲法改正を実現させるべきだ」と、日本国内の改憲の動きを後押しした。
一方、中台関係については「台湾は台湾、中国は中国だ。台湾は『中国の領土』ではない」との持論を改めて強調。台湾で20日に発足半年を迎える民主進歩党の蔡英文政権が中台関係の「現状維持」方針を掲げていることには、「台湾の人々が考えているものとは離れている。だから支持率が落ちてきている」と苦言を呈した。
李氏は蔡政権に対し、「『国の正常化』を一歩ずつ進めなければならない。中国との間に何が起こっても、という覚悟で物事を処理すべきだ」と述べ、指導者にとって「勇気」や「決断力」が大切だと訴えた。また、「尖閣諸島は『台湾のものだ』という人が民進党に多い」として、民進党政権下でも日台関係が希薄になるのではないかと憂慮を示した。
インタビューは7日に対面で行い、15日に追加書面への回答を受け取った。
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